中級編

【中級編】キーエンスKV-8000 ONDL命令/OFDL命令

プログラムでオンディレーとオフディレーを使う際は、タイマーで行うことが多かったかと思います。三菱電機PLCはタイマーTの数に制限が結構掛かっており、少ない数で節約しないといけなかったり、あとからタイマーを追加する作業が意外と大変だったりしまし…

【中級編】KEYENCE(キーエンス)製PLC KV-8000シリーズのCC-LinkユニットKV-CL20設定方法

キーエンスKV-8000シリーズでも既存のCC-Linkシステムを流用したい!そのような要望があるときにキーエンスにはCC-Linkマスターユニットがあるため流用することができます。CC-Linkは省配線で大量のデータをやり取りすることができるRS-485ベースの通信シス…

【ST言語】GX Works3のST(ストラクチャーテキスト)言語について

皆さん、PLCはどのようにプログラムを作成しているでしょうか?日本でもっとも普及しているのはラダー言語かと思います。ラダー言語というものは梯子のように組むプログラムであり、a接点やb接点などを用いて出力操作するように作成していきます。ST言語(ス…

【中級編】三菱電機タッチパネルGOTシリーズの文字列入力 かな/カタカナ/漢字/英数字

一般的に、パソコンを使っている方やスマホを使っている方で、文字入力や数字、漢字変換は簡単にできる、できて当然と言う認識でしょう。ここで認識の違いが出てしまうのですが、一般的な扱いをFAでやると少し苦労します。いわゆる特殊な処理扱いになってし…

【中級編】ラッチデバイス設定方法 KV-NANOシリーズ

KV-NANOシリーズはラッチデバイス、つまりは停電保持用の設定が必要であり、この設定をしない限りデータは全てリセットされてしまいます。KV-8000などとは違い、色々制限が掛かるので本当に注意が必要です。コストを下げるために性能を下げているので当然か…

【中級編】キーエンスKV STUDIO リレーションマッピング

KV STUDIOにはリレーションマッピングという機能があり、具体的にはこの接点はどこでどのように使われているかというのが簡単に一覧で目視することが可能となります。「うーん、必要ある?」と思った方も多いかと思いますが、プログラムというのは機械の規模…

【LEN】KV-8000 文字列長さ検索LEN命令のラダープログラム例

キーエンスKV-8000には文字列長さ検索命令のLEN命令というものがあります。文字列長さ検索ってどういうタイミングで使うと言いますと、コードリーダーで読み込んだ文字列の長さを検索することによって、在荷データが存在するかを判断することができるように…

【中級編】キーエンスVT5シリーズ グローバルウィンドウ表示 / ポップアップ表示

キーエンスのタッチパネルでグローバルウィンドウをPLCから表示させるためには、グローバル機能を使用する必要があります。三菱電機のタッチパネルはデバイスに値を書き込めば表示されるので、その辺りが違いとなりますね。ポップアップ表示をすることによっ…

【中級編】キーエンスKV-8000 ファンクションブロック作成方法

正直、ファンクションブロックというのは邪道だと思っておりましたが、いざサーボ20軸以上のプログラムを簡単に修正するという課題が与えられてしまうとファンクションブロックに頼ってしまい、頼った結果、ファンクションブロックはかなり使える機能という…

【中級編】搬送タクト計測方法とコンベヤによる搬送タクト管理のラダープログラム例

製品/ワークの搬送能力、つまりは生産能力というのは工場の中で重要な指標であり、生産能力から生産計画が建てられ、生産計画からお客様へ商品を売ることができるという、工場での生命線を持っています。生産能力を管理する工場側からすると、今この設備では…

【中級編】GX Works3によるデータ転送方法 iQ-RシリーズCPU通信設定/CC-Link IE Field経由による他局CPU通信設定

CPU通信設定 iQ-Rシリーズ CPU通信設定方法 -USB(mini-B)接続ー iQ-Rシリーズ CPU通信設定方法 -Ethernet接続ー CC-Link IE Field経由による他局CPU通信設定 CC-Link IE Fieldの通信設定方法 CPU通信設定三菱電機製PLC(シーケンサ) iQ-RシリーズのCPUへ…

【中級】キーエンスKV-8000異常・警報発生の度にブザー鳴動のラダープログラム例

工場では、異常や警報が発生する度にブザー鳴動して欲しいものです。特に、ラインの中に他社装置があればなおさらで、停止したらブザー鳴動させるのが必須となります。今回はキーエンスKV-8000 異常・警報発生のたびにブザー鳴動させるプログラムを紹介した…

【中級編】キーエンスVTシリーズ Ethernet通信によるデータ転送設定

LANケーブル繋げば、PLCとタッチパネルのデータ更新ができる状態がデバッグにおいて最高の環境かと思います。mini BをPLCとタッチパネルにそれぞれに繋いでとか本当はやりたくないんですよね笑正直、キーエンス製のEthernet通信に関しては非常に便利だと感じ…

【中級編】キーエンスKV-8000 Ethernet通信によるデータ転送設定

LANケーブル繋げばデータ転送できると、PLCやタッチパネル毎にmini Bを繋いだりしなくてよいので便利ですよね。便利だし、なんかLANケーブルでデータ転送しているとできるソフト屋さんになった気がしますよね、私だけかもしれませんが笑今回はキーエンスKV-8…

【中級編】SMC ものさしくん計測値算出方法

エアーシリンダって、出端、戻端などしかわからないですよね。サーボモータなどはエンコーダがついておりますので、自分の位置情報を把握することが可能となっております。エアーシリンダはオートスイッチを取り付けることによって、自分がどの位置にいるか…

【中級編】キーエンスVTシリーズ ワークシート使用例

キーエンスタッチパネルVTを使用する際にタッチパネル側のみで演算して数値やデバイスデータを表示してくれると便利ではないでしょうか。VT側のみで演算することによって、PLC側のプログラム作成量が減るだけでなく、タッチパネルが複数あっても演算を個々に…

【中級編】キーエンスKV-8000 Ethernet/IP タグ(TAG)通信

タグ(TAG)通信をご存じでしょうか?キーエンスPLCやキーエンスEthernetユニット間を簡単に通信設定できるように用意されているシステムです。このタグ(TAG)通信を行うことによって、PLC間のデータのやり取りを容易にすることが可能です。少々、設定するのが…

【中級編】キーエンス KVシリーズ SDカードデータ読出 MREAD

品種データを扱っていると、データ数が多くなってきてしまい、PLCのデータレジスタの容量を食ってしまいます。データレジスタの容量を食ってくるならまだいいですが、KV-Nanoシリーズなどは停電保持領域が少ないため、品種データを登録しても電源を遮断する…

【中級編】キーエンス KVシリーズ デバイスコメント読み出し RCOM

キーエンスPLC KVシリーズにはデバイスコメント読み出し命令RCOMがあります。PLCに格納されているデバイスコメントを文字列でデバイスに呼び出すことができるため、読み出した文字列をタッチパネルのIOモニタで表示すればプログラムとタッチパネルでデバイス…

【中級編】GX Works3→GX Works2変換方法

GX Works2からGX Works3へのプログラムバージョンアップは簡単かと思いますが、GX Work3からGX Works2へのプログラムバージョンダウンでお困りのことはないでしょうか。あまりGX Works3からGX Works2へのプログラムバージョンダウンの要望はありませんが、参…

【中級編】IAI Ethernet/IP接続方法 キーエンス製PLC通信方法

キーエンス製PLCとIAIのEthernet/IP通信方法 キーエンス製PLCとIAIのEthernet/IPの通信方法について紹介します。 PLC通信設定方法 Ethernet/IPユニット選定 IAI PCON EDSファイル取得 / EDS:Electronic Data Sheets EDSファイルとは KV Studio EDSファイル…

【中級編】MOV命令で3つの練習問題 GX Works3

また更新しますので少々お待ちください。

【中級編】iQ-Rシリーズ Ethernet接続機器確認方法

Ethernet通信を行う際に、確認する方法があまり知られておらず困ることが多いかと思います。私の仕事では基本的にIOでの信号受渡を主に行っておりますので、シリアル通信を行うEthernet通信は基本的に苦手です。苦手と言っても仕事を来るものですので、あな…

【中級編】iQ-RシリーズWebサーバー機能通信設定方法

iQ-RシリーズにはWebサーバ機能があり、Webサーバー機能を使用することによって遠隔でPLCのデータを読み書きすることが可能となります。Webサーバー機能にはさらに、システムWebページを設定することが可能ですので、ユーザーに合わせたWebページを設定する…

【中級編】iQ-RシリーズWebサーバー機能概要

iQ-RシリーズにはWebサーバー機能があり、この機能は外部からPLCの状況をモニタすることができ、データレジスタの値を読み取ることができるだけでなく、データレジスタの値を書くこともできます。これはWebサーバー機能の標準的な機能であり、基本的な設定さ…

【中級編】iQ-Rシリーズ出力変換SSRユニット FA-TH16YTR20S 樹脂不足の今輝く

iQ-RシリーズRY41(42)NT2Pの出力をSSRへ変換するユニット FA-TH16YTR20Sがあり、現在の樹脂不足によるリレー不足の対策として今こそ使用して欲しい商品です。iQ-Rシリーズ RY41(42)NT2P ・FA-TH16YTR20S ・FA-CBL**FM2V ※**は距離、**が15ならば1.5m1コ…

【中級編】トランス選定方法 ー容量選定早見表ー 【ECL21シリーズ 相原電機株式会社製トランス】

参照:ECL21シリーズ 相原電機株式会社トランス選定容量早見表 相原電機株式会社製トランス容量選定早見表 40W~1500W Point.力率は80%で計算容量[W]:AC100Vで必要な電力容量 容量[VA]:AC100Vで必要な電力容量に力率を考慮して算出 型式:トランスの型式…

【中級編】プログラムデータ結合方法 GX Works2

ラダープログラムを作成していると、分かれているプログラムを一緒にしたいということがおきます。作成者の意図として色々ありますが、別の作成者となった場合に考え方の違いでここはまとめた方が良いとか、規模が縮小された場合にまとめ直したりします。手…

【中級編】立ち下がりパルス否定使い方 シーケンス制御による省エネ停止プログラム GX Works3

GX Works3のシーケンス制御には様々な命令があり、立ち下がりパルス否定というちょっと変わった命令が存在します。なかなかこの接点を使用している方は見ないのですが、必要に応じて使用することによって、ステップ数の削減を行うことが可能です。生産設備で…

【中級編】搬送タクト管理術 立ち上がりパルス否定で行うシーケンス制御 GX Works3

立ち上がりパルス否定を数回紹介してきましたが、なぜクロックパルスまでもあえて立ち上がりパルス否定を使用したのかという点が今回解決されるかと思います。クロックパルスの生成だけであるならば、タイマーT0を自身のT0 b接点でリセットすれば同様のタイ…