GX Works3

【中級編】iQ-Rシリーズ温度調節ユニットとは

PLC(シーケンサ)で温度調節ユニットを使用することによってヒーターを制御することが可能となります。近年、PLCは性能が向上したこともあり、様々な制御が行うことが可能となりました。サーボモータ制御やセンサーのIoT、挙げたら切りがありませんが、PLC…

【初級編】ニーモ二ック式プログラミングについて

PLC(シーケンサ)にはラダープログラムを入力する際にGX Works2やKV Studioにはショートカットキーが存在し、ラダーのa接点やb接点、アウトコイルなどを簡単に入力することが可能となっております。ショートカットキーは入力する手間を省くので時間短縮にな…

【中級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3による伊東電機製IB-C02Bのプロファイル登録方法

伊東電機製モータローラには、CC-Link対応コントローラIB-C02Bがあります。CC-Link対応にすることによって、速度や加減速時間をPLCから任意に調整することができます。お客様に調整してもらう際にも、タッチパネルから変更できるようにもなるため、親切設計…

【中級編】PLC(シーケンサ)によるiQ-Rシリーズ シンプルモーションユニットRD77MSを用いた多軸サーボモータゲイン調整方法

シンプルモーションユニットRD77MSを使用する際は、GX Works3からサーボモータのゲイン調整を行うことが可能です。さらに、サーボモータが多軸であっても一気にゲイン調整をすることが可能です。三菱電機製PLCでサーボモータを制御するためには、シンプルモ…

【初級編】電気設計業務勉強方法 小規模プログラム設計方法

以前紹介しました『電気設計業務を勉強する3つの方法』でPDCAサイクルを回すことで実力を伸ばせると話しました。電気設計業務を勉強する3つの方法 PDCAサイクルを回す www.niwakafa.comそして、実際どのようにすればPDCAサイクルを回せるようになるのかの説…

【ラダープログラム】色々なフリップフロップ回路 GX Works3

フリップフロップ回路とはボタン一つで自己保持回路のON、OFFを制御する方法です。簡単なようで簡単ではないというのがラダーの奥深さでありメリットとして最大限利用できるのですが、その規則を破るようにボタン1つでON、OFFを記憶するのが大変なわけです。…

【ラダープログラム】フリッカー回路の使い方と練習問題 GX Works3

フリッカー回路とは、ランプの点滅で用いられ、オペレーターに知らせたい場合やボタンを押させたい場合などに使用します。信号機を思い出してもらいたいのですが、緑から黄に変わる時点滅しないでしょうか?緑から黄に変わるから減速してよとか危ないよとい…

【初級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3のワードシフトDSFL

ワードシフトとは、データデバイスであるDを1ワード分シフトする命令であり、その範囲と毎スキャン実行するかパルスにするかをDSFLとDSFL(P)で指定することが可能です。ワードシフトの図解 Point.DSFL実行時先頭ワードは0になるDSFLで指定したD、つまりシフ…

【ラダープログラム】PLC(シーケンサ)によるGX Works3のマスターコントロールMC・MCR

マスターコントロール MC・MCRマスターコントロールとは、MCとMCRの範囲にあるプログラムを一括でOFFすることができる機能です。広告 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); マスターコン…

【中級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3の大小比較 ー符号無し・有りー

GX Works3にはGX Works2にない機能があります。それが大小比較で符号有り、無しを選択することができるのです。それが<_Uであり、<_Uは符号無しで比較できます。<だけであれば符号有りで比較されます。プログラム例を見てみましょう。D0に-5をD2に6を格納…

【中級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3のST(ストラクチャーテキスト)言語 データ型の指定

ワードデータにはそれぞれデータの型というものが存在します。普段は意識せずMOVやDMOVなどを使用していますが、これらの命令は符号ありの16bit、32bit転送命令となっております。ですので、マイナスのデータ転送も可能となりますが、INCやDEC、+演算、ー演…

【中級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3のST(ストラクチャーテキスト)言語 FOR~NEXT

ST言語にはラダー言語同様にFOR~NEXTがあります。ラダー言語のFOR~NEXTは独特ですが、ST言語のFOR~NEXTはC言語に近い型となっています。ST言語を使用するメリットとして3つ挙げられます。 1.可読性があがる 2.余計な演算用デバイスが減る 3.一つ一つ演…

【中級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3のST(ストラクチャーテキスト)言語 条件分岐ーCASEー

GX Works3にはST言語があり、C言語のような記述ができます。ラダー言語では演算式を記述する時、1つの演算しかできず、大量の演算がある場合大量のステップ数を使用し見ずらいラダープログラムが完成してしまいます。GX Works3のST言語はそのような複雑な演…

【中級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3のST(ストラクチャーテキスト)言語 条件分岐ーIF ビットON/OFF判定 ELSIFー

ST(ストラクチャーテキスト)言語のメリットとしては、複雑な演算式を見やすくすることが可能となり、可読性が良くなります。C言語で使用しているような演算方法が使用できるのもST(ストラクチャーテキスト)言語のメリットです。ST言語内で使用できるビッ…

【中級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3のST(ストラクチャーテキスト)言語 条件分岐ーIF ビットON/OFF判定ー

三菱電機製PLC(シーケンサ)のiQ-Rシリーズでは、プログラム作成ソフトでGX Works3というものを使用します。GX Works3ではラダー言語と異なるST言語というものを使用することができ、C言語で使用するような命令も使用できます。ラダー言語で演算を記述する…

【中級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3のST(ストラクチャーテキスト)言語 代入文ー四則演算ー

PLC(シーケンサ)にはラダー言語とは他にいくつか種類があります。IEC 61131は国際規格団体の1つであるIEC(International Electrotechnical Commission: 国際電気標準会議)によって策定されたPLC(Programmable Logic Controller)システムに関する国際規格で…

【中級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3のST(ストラクチャーテキスト)言語

皆さん、PLCはどのようにプログラムを作成しているでしょうか?日本でもっとも普及しているのはラダー言語かと思います。ラダー言語というものは梯子のように組むプログラムであり、a接点やb接点などを用いて出力操作するように作成していきます。ST言語(ス…

【初級編】PLC(シーケンサ)によるQ・iQ-Rシリーズの特殊レジスタSDスキャンタイム

三菱電機製PLC(シーケンサ)のQシリーズ、iQ-RシリーズにはCPU自体から出力されている特殊リレーSMと特殊レジスタSDがあります。三菱電機製PLCでは、特殊レジスタSDにPLC自身のスキャンタイムがどの程度が確認することができます。現在スキャンタイムはSD520…

【上級編】iQ-RシリーズCC-Link制御プログラムフル直値モード -IAI PCON編- GX Works3

三菱電機CC-Link通信があり、シリアル通信RS-485をベースとしたものがあります。iQ-RシリーズではCC-Link通信を行うユニットRJ61BT11があり、様々なメーカーと通信を行うことができます。IAIやSMC、電動シリンダと通信することで品種ごとのデータ指定で電動…

【上級編】iQ-RシリーズCC-Link通信設定 -IAI PCON編- GX Works3

IAI製PCONにはオプションでCC-Link通信が可能となります。PCONはロボシリンダのコントローラであり、エアーシリンダより能力・タクトが早い場合に使用されることが多いです。また、直線運動をさせるためにサーボモータにリニアガイドを設けて設置するよりも…

【上級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3のシンプルモーションユニットRD77MSを用いたMR-J4Bシリーズ各軸サーボOFF方法 Cd.100 U0¥G4351

PLC(シーケンサ)はプログラムをラダー言語で記述されており、そのラダー1接点あたり数n秒で処理されています。プログラムの演算が終わり、タッチパネルや各機器との通信が完了してトランジスタ出力を行う前の時間をスキャンタイムと言います。演算が終わっ…

【中級編】CC-Link IE FiledによるiQ-RシリーズCPU通信設定方法 ーGX Works3編ー

三菱電機製PLCにはシリアルベースの通信方式CC-Linkというものがあり、RS-485を基にし他社機器と大量のデータ送受信を行うことができるようになりました。CC-Linkの通信速度は最大で10Mbps、Ver1.0ですと2048ビット、256ワード使用でき、様々なメーカーと通…

【上級編】iQ-RシリーズRENCPUのCC-Link IE Field設定方法 ーGX Works3編ー

三菱電機製PLCには省配線でシステム構成ができるCC-Linkというものがあります。シリアル通信ベースであり、RS-485を基にし、通信を確立してきました。CC-Linkを使うことによって、IAIロボシリンダ、SMCなど様々なメーカーとの通信が大幅に変化し、大量のデー…

【中級編】PLC(シーケンサ)のGX Works3によるiQ-RシリーズCPU通信設定方法

三菱電機製PLC(シーケンサ) iQ-RシリーズのCPUへのパラメータやプログラムを書き込むためにはPC(パソコン)と接続ツールの設定が必要となります。iQ-Rシリーズの接続ツールのお薦めはEthernet接続です。USB(mini-B)接続もあるのですが、GX Works3のソフトウ…

【上級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3のシンプルモーションユニットRD77MSサーボアンプMR-J4Bシリーズ入力信号のバッファメモリ参照

PLC(シーケンサ)でサーボモータを制御することはあるでしょうか?PLC(シーケンサ)でサーボモータを制御する際には、PLC(シーケンサ)で直接制御することは演算周期上不可能であるため、2つ機器が必要となります。・サーボモータにPWM(Pulse Width Modu…

【上級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3とGT Designer3を用いた簡易データロギング機能

最近話題の機能としてIoT(Internet of Things:もののインターネット)があります。様々なものの情報をネットに繋ぎ、情報を共有することでデータ解析を行うことができるシステムのことをIoTと呼んでおります。FA(ファクトリーオートメーション:工場の自…

【上級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3の浮動小数点演算・BIN16bitデータ変換方法

三菱電機製のGX Works3にて浮動小数点を扱うことが度々あります。BIN16bitデータでは桁を合わせたりしなければなりませんがその必要がないため、浮動小数点の場合、演算の簡略化が可能です。C言語やプログラムを組まない人にとっては、浮動小数点、つまりい…

【中級編】PLC(シーケンサ)三菱電機製iQ-Rシリーズ 入力ユニットRX42C4による高速入力設定方法

iQ-RシリーズはQシリーズ同様に高速入力という通常の応答時間よりも早い入力信号を受け取ることのできる機能があります。www.niwakafa.comQシリーズでは入力ユニットを高速タイプQX42-S1やQX41-S1というタイプを選定しなければなりませんでしたが、iQ-Rシリ…

【応用】GX Works3によるオセロゲーム ーシーケンス制御ー

PLC(シーケンサ)でオセロゲームを作成しました。以前オセロゲームも作成しましたが、汎用性に欠ける部分があり、またバグがあったため再制作に至りました。本当のことをいうと、作成したゲームすべてが未完成かつバグがあります。今見ると酷いものが多く、も…

【上級編】PLC(シーケンサ)でGX Works3によるロボシリンダ動作位置表示 -GOTシリーズ-

タッチパネルにロボシリンダの動作表示できたら面白くないでしょうか。どのように表示するかというと、GOTシリーズの部品移動を使用してロボシリンダの位置を表示します。これを応用すると様々なロボシリンダが動いている様子をタッチパネルに表示することが…