【上級編】PLC(シーケンサ)でCALL指令

PLC(シーケンサ)のプログラムを読み込む方向は上から下へと行います

しかし、プログラムを簡潔に表記する上で、複雑な演算式は別のプログラムとして扱いたい場合があります。
その時に、別プログラムとして扱うことが出来るのがCALL命令です。

【目次】

はじめに

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CALL命令の利点として挙げられるのが
・演算プログラムをメインプログラムと別で組むことが出来る
・プログラムを必要な時だけ読み出すことができるため、スキャンタイムの時間を短縮することが出来る
などです。

サブルーチンプログラムコール:CALL

f:id:vv_6ong_3ka_cp:20180214013531j:plain

プログラム移動

f:id:vv_6ong_3ka_cp:20180214015518j:plain

まずはメインプログラムから別プログラムへ移動するための指令を作ります

演算プログラム

f:id:vv_6ong_3ka_cp:20180214023522j:plain

移動するポイントをプログラムの左側に作成し、演算する内容を記述します。
今回はポイントに飛んだらD0に1を加算する演算を行います。

実例

転送無しの場合:D0変化無し

f:id:vv_6ong_3ka_cp:20180214021912g:plain

転送有りの場合:D0変化有り

f:id:vv_6ong_3ka_cp:20180214025836g:plain

終わりに

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複雑な演算を別プログラムにすることによって、メインプログラムが簡潔します。
ただ、ポインタをしっかり設定しないと異常になりますので注意して下さい。