三菱電機のGOTシリーズでは、b接点のランプ点灯が出来ないです。
ただし、キーエンスやPro-faceなら出来たような覚えがあります。
出来ないことを嘆くよりも、可能な限り出来るよう工夫するのが技術者だと思います。
そんな自己満足を可能にするのがスクリプト機能の『if~else』です。
どのような時に必要か、それはビットデバイスのON,OFFを2つのランプで点灯表示したい場合です。
簡単にプログラム上でタッチパネル用のコイルを追加すれば済む話でもありますが、最近の私はタッチパネルのためにプログラム容量を消費するのがもったいないと考えています。笑
プログラム容量を消費したくないと考える人に、今回の方法はお勧めですので参考に読んでみて下さい。
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【目次】
ビットデバイス:GB200、Y1030
ビットデバイスを2つ作成します。1つはGB200でY1030のb接点で点灯するランプ、もう1つはY1030で押しボタンを押すとビットを反転します。
ビットデバイス作成:Y1030
ランプの設定とビット反転を設定します。
ランプON,OFF時の点灯を設定します。
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ランプデバイス作成:GB200
ランプON,OFF時の点灯を設定します。
オブジェクトスクリプトを有効にチェックを入れます。
スクリプト:if~else
スクリプト機能のif~elseは、条件が真なら最初の命令、偽なら次の命令を行うという命令となります。
今回は、『Y1030がONならばGB200をOFF、Y1030がONでなければGB200をON』というようにしたいのです。
そうすることによって、タッチパネル用にプログラムを追加しなくてもランプが点灯するようにすることができます。
実例
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上記動画は押しボタンを押すとGB200のランプが点灯、押しボタンをもう一度押すとGB200のランプが消灯、Y1030がONするようになっています。
終わりに
このようにb接点でもGOTのスクリプト機能を使用することによって、ランプ点灯をすることが可能となります。
便利な機能ですので、参考にして見てください。