AS-Linkシステム構築
AS-Linkシステムは2線式と4線式があります。
違いとしては、4線式は途中給電可能であるが、2線式はできないという点だけです。
電源供給の計算をしっかり行ってさえいれば、余程のことがない限り、2線式でシステム構築をすれば問題ないはずです。
AS-Link マスターユニット
AS-Linkシステムを構築するためには、CPUにマスターユニットの設置が必須です。
Qシリーズならば、QJ51AW12ALというものを選定すれば良いでしょう。
ただし、Qシリーズでも型式によりますので、各自しっかり選定する必要があります。
アクセサリー・特殊ユニット
AS-Linkシステムの配線へ接続するためにコネクタや電線が必要となり、これらは全て購入することが可能です。
また、終端抵抗(ターミナル)をそれぞれ末端に取り付けることによってAS-Linkシステムが安定します。
規模が大きくなるほど終端抵抗(ターミナル)を付けないとどこかで異常が発生してしまうため注意が必要です。
センサー・スマートリンカー
AS-Linkシステムに適応しているセンサーはいくつか種類があり、それぞれパラメータや検出距離などが異なるためしっかり選定する必要があります。
また、汎用センサーもスマートリンカーを使用することによってAS-Linkシステムに適応することができます。
アドレスライター
センサーのパラメータはアドレスライターを使用し書き込むことができます。
一応、PLCからも書き込みができますが、プログラムを工夫する必要があり、初期状態ではアドレスを決める必要がありますのでアドレスライターは必ず購入するようにしましょう。
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性能仕様
AS-Linkの特徴
終わりに
センサーに情報を持たせる、通信させる。
これがいかに大変か、IoTというのはおそろしいものです。
例えばセンサーの個数が60個あれば、機器パラメータ1~19で60×19=1140個のデータレジスタが必要であり、異常・警報を発報するプログラムを作成し、タッチパネルで表示する。
一度使用してみると、苦労がご理解頂けると思います。
私はとても大変でした。笑
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