三菱電機製PLCを使用している方でもあまり使用したことがないということもあるファイルレジスタZRですが、多品種のパラメータを扱う際には非常に便利であり、通常使用するデータレジスタDとほぼ同じ扱いが可能です。
なぜ使用したことがないというと、設定が少々手間であり、少々のパラメータならデータレジスタDで足りることが多いためです。
しかし、装置もので電気的なパラメータ変更が多く求められるときにはファイルレジスタZRを設定することによってデータレジスタDと区別できるので便利です。
今回はGX Works3のファイルレジスタZRの設定方法について紹介します。
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iQ-Rシリーズ ファイルレジスタZR設定方法
GX Works3 CPUパラメータ選択
Point.ナビゲーションからCPUパラメータを選択
GX Works3 デバイス/ラベルメモリエリア設定
Point.メモリ/デバイス設定 ➡ デバイス/ラベルメモリエリア設定をクリック
GX Works3 ファイルレジスタ容量設定
Point.ファイルレジスタ容量の設定を行う
GX Works3 デバイス/ラベルメモリ構成
Point.上記のようにメモリ構成が構築されているのを確認する
GX Works3 設定完了
Point.ファイルレジスタ容量設定が完了したらチェック+適用をクリック
GX Works3 ファイルレジスタ設定
Point.ファイル設定 ➡ ファイルレジスタ設定をクリック
GX Works3 ファイルレジスタ設定
Point.①使用有無設定 ②容量 ③ファイル名を設定する
GX Works3 ファイルレジスタ設定適用
Point.ファイルレジスタ設定が完了したらチェック+適用をクリック
GX Works3 ファイルレジスタ設定完了
Point.以上でファイルレジスタ設定が完了となります。
まとめ
・ファイルレジスタ設定を行うことで多品種パラメータデータを取り扱うことができる
・設定はCPUパラメータから行う