浮動小数点演算を行うことは、PLCを使い慣れている人でもなかなかいないのが現実です。
複雑な制御や単位が異なるものを単位換算するような設備になれば使用することもありますが、それはごく少数です。
複雑な制御や単位変換が異なるレベルの設備はサーボを複数軸扱うような装置ものであり、装置ものを扱うレベルのソフト屋さんは相当なレベルなのです。
浮動小数点演算を知っているだけでも、様々なことを行うことができるようになりますのでこれから学んでいきましょう。
エンコーダ入力を計算する場合などに使用することがあるE*です。
エンコーダ入力1パルスに対してどれだけ進むのか。
それを把握することによって、入力されたパルス×1パルスあたりの移動量mmで移動した距離mmがPLC上で把握することが可能となります。
今回は浮動小数点演算の乗算E*(P)について紹介します。
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E-(P)浮動小数点演算 GX Works3
単精度実数データとは
Point．単精度実数データの範囲を把握する
浮動小数点乗算E*(P)
Point．E*：毎スキャン型、E*P：パルス型を理解する
浮動小数点乗算E*(P) 機能
Point．データレジスタは全てダブルワードで処理される
浮動小数点乗算E* 参考プログラム
Point．D0へEMOV転送することでD6の演算結果が変化する
GX Works3 浮動小数点乗算E*プログラム入力例
youtu.be
※音声はありません。
GX Works3 浮動小数点乗算E*プログラムシミュレーション
youtu.be
※音声はありません。
まとめ
・単精度実数データの範囲を把握する
・E*：毎スキャン型、E*P：パルス型を使い分ける
・データレジスタはダブルワードで扱う
