【上級編】シリアル通信コネクションオープン命令ZP.OPEN EthernetユニットRJ71EN71 GX Works3

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シリアル通信を行うためには、ユニット専用命令であるZP.OPENという命令を使用する必要があります。

なかなかユニット専用命令に慣れないし、様々なユニット専用命令があってこれいつ使うの?というものが多々見受けられますが、今回はそのいつ使うの?という命令が役に立ちました。

EthernetユニットRJ71EN71を使用する際にはシリアル通信を行う機器との通信を開くためのコネクションオープン命令ZP.OPENを行う必要があり、これがどのような命令なのか正確に把握することが重要です。

今回はGX Works3のシリアル通信コネクションオープン命令ZP.OPENについて紹介します。 

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GX Works3 コネクションオープン命令ZP.OPEN

GX Works3 ZP.OPEN命令
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Point.シリアル通信を行うためにはまずコネクションオープンZP.OPENを行う

EthernetユニットRJ71EN71を使用する場合、まずは通信相手とのコネクションをオープンしなければシリアル通信を行うことができません。

シリアル通信を行うためには、まずコネクションNo.を指定してZP.OPEN命令でPLCとシリアル通信機器(相手)との通信をできるようにする必要があります。

GX Works3 ZP.OPEN命令 使用可能デバイス
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GX Works3 ZP.OPEN命令 コントロールデータ
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Point.コントロールデータの詳細を把握する

コントロールデータの詳細を把握してZP.OPEN命令を攻略しましょう。

私はコントロールデータでユーザー設定部分があるのですが、私は設定せずプログラムを作成してしまいました。

ですので、プログラムを今後作成するあなたの場合は、必ずコントロールデータを確認するようにしましょう。

GX Works3 ZP.OPEN命令 タイムチャート
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Point.完了信号などは1スキャンなのでプログラム作成時に注意する

完了信号などは1スキャン(ENDまで)しかONしないようなので、ZP.OPEN命令のあとに処理プログラムを用意しないとビットのONが認識できない可能性がありますので注意が必要となります。

このような処理完了のビットは常時ONされても困ることが多いので、そのような処理になってしまうのですが、命令の特性を把握しそれを利用するようにしましょう。

まとめ
・シリアル通信を行うためにはまずコネクションオープンZP.OPENを行う
・コントロールデータの詳細を把握する
・完了信号などは1スキャンなのでプログラム作成時に注意する



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