前回、キーエンスKV-8000のドライブレコーダー(ドラレコ)機能について解説しました。
ドライブレコーダー(ドラレコ)によって、様々な不具合を早期に直せることが可能になるでしょう。
ただ、ドラレコを取っても活用方法がわからないと意味がありません。
ドラレコを正しく使うことによって、不具合を早期に直すことができ、また付随して起こってしまう不具合も未然に防ぐことが可能となります。
そんなキーエンスKV-8000のドライブレコーダー(ドラレコ)のリプレイモードの使い方について紹介します。
ドライブレコーダー(ドラレコ)のリプレイモードとは
ドライブレコーダー(ドラレコ)のリプレイモードは、保存したドラレコのデータを再生、つまりリプレイしてくれるモードです。
このリプレイモードを使わない限り、せっかくドラレコでデータを保存しても見ることができないです。
ドラレコを取ってもリプレイモードを使わなければ、結果としてドラレコを見られないのでドラレコの機能を使っていないということになります。
そのような勿体ないことは避けたいですよね💦
下記にリプレイモードの使い方について話していきます。
ドライブレコーダー(ドラレコ) リプレイモードの使い方
ドラレコ記録の起動
recordをクリック
ダウンロードしてきたファイル(ドラレコデータ)を開くとrecordというファイルがあります。
recordをクリックすることによって、ドラレコデータが起動します。
ドラレコデータ リプレイモード再生方法
|◀ 1スキャン前へ移動
現状の状態から、1スキャン前へ移動します。
▶ 再生
設定されている速度(通常:×1.0)で再生されます。
▶| 1スキャン後へ移動
現状の状態から、1スキャン後へ移動します。
リプレイモードの便利機能
デバイス変化点検索
■デバイス変化点検索
デバイス変化点検索を行うことによって、異常が発生したタイミングや警報が発生したタイミングへジャンプすることが可能です。
これによって、全てのスキャンを見る必要がなくなり、デバイスが変化したスキャンの前後を見ることができます。
タッチパネルのKVリプレイモード連携
■タッチパネルのKVリプレイモード連携
ドラレコデータが送られてくるのは良いですが、長いものだと1分以上あり、さらに生産中のものだとプログラムを見ても同じ状態が続いているだけに見えてしまいます。
同じ状態のどれを見ればよいかわからない。。。という事態を回避する方法がタッチパネルのKVリプレイモード連携です。
KVリプレイモード連携を使うことによって、その時のタッチパネルの状態をモニタすることが可能です。
在荷モニタなどを作っておくと、ワークの在荷情報がどのようになっているかも把握することができ、より詳細にどのようなデータが処理されているか把握することができます。
まとめ
・読み出した運転記録を見る方法を今後紹介します。・ドラレコを使うと、もうドラレコない生活には戻れなくなるはずです。