CORETEC(コアテック)のサーボプレスのプログラムについて進めていきます。
以前の記事では、概要などを進め、ラダープログラムと絡めたものを紹介していきました。
今回から、サーボプレスプログラムを具体的に扱っていきます。
CORETECのサーボプレスを使用する場合、プレスプログラムは自分で記述しないと動かないです。
ラダープログラムと絡めていると、ちょっと大変なので、後日ラダープログラムと絡めたものを記述します。
最初は、コアテックのプログラムに慣れると言った意味でも、ラダーは絡めない方が良いでしょう。
今回はCORETEC(コアテック)のサーボプレス 位置決め制御プログラムについて紹介したいと思います。
CORETEC(コアテック) サーボプレス 位置決めプログラム
プログラム新規作成
プログラム作成方法
基本的に右クリックで操作する仕様です。
無効、繰り返し、命令など、右クリックするとポップアップしてくるので、選択するようにしてプログラムを作っていきます。
位置決めプログラム例
位置決めプログラムの例です。
位置決めプログラムだけですと、非常にシンプルに記述することが可能です。
ただ、外部(PLC)からの停止には対応していないプログラムになりますので注意が必要です。
プログラム解説
簡単なプログラムですが、初心者から見ると難しいと思いますので、プログラムの解説をします。
<ルール>
・基本的には、ブロックと呼ばれる区切りで処理されます。
・最初のブロックは必ず01から開始です。
・ジャンプ命令などでブロックを飛ぶ、繰り返しを行うなどしない限り、基本的にプログラムが終われば次のブロックに移動します。
メカブレーキ
■メカブレーキ
メカブレーキを解放します。
オフ:ブレーキ解放
オン:ブレーキ中
ブロック01のステップ1に相当します。
代入<<
■代入<<
レジスタ、内部変数に値を代入します。
今回は、PLCからの入力値を、レジスタラベルに入れております。
ブロック01のステップ2~4に相当します。
位置決めモード(絶対)
■位置決めモード(絶対)
位置決めモード(絶対)は指定した目標位置に対して、絶対位置で位置決めする命令になります。
速度と位置を指定することによって制御します。
ブロック02のステップ1に相当します。
位置決め終了ジャンプ
■位置決め終了ジャンプ
位置決めモードを実行中に位置決めが完了したら、指定した飛び先へ移動します。
飛び先はブロックNo.で指定し、ステップ1から動きます。
精度は3つ、Hi、Mid、Loで選択する。
・Hi +/-0.005mm
・Mid +/-0.01mm
・Lo +/-0.1mm
ブロック02のステップ2に相当します。
まとめ
・プレスプログラムについて解説しました・位置決め制御方法を簡単にまとめました
・PLCと絡めて説明すると時間が掛かるため、次回にします。