多品種少量生産が進んでいる中、FA制御技術者はそれに対応するようにソフトを作成しなければならないことが多くなってきました。
それに対応できるようにするため、品種切替ということが必要となります。
難しい部分もありますが、一度覚えるとデータベースは便利で使える部分も多くありますので参考にして下さい。
それでは説明していきたいと思います。
【目次】
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デバイスマップ作成
毎回ですが、どのようにデバイスを配置するかを明確化するためにもデバイスマップを作成します。
タッチパネルへ反映
品種番号、デバイス指定
製品1,2・・・はD90を指定し、モニタ演算で+1、+2・・・とします。そうすることによって、D90のみで製品番号を切り替えることができるのです。
デバイスマップ通り、D100を指定します。
オフセット機能を利用します。これによって1画面ですべての製品を登録することができます。
※オフセット機能は今回、D95 = D90 × 100となります。演算はPLCにて行う必要があります。
データベース作成完了
デバイスマップ通り作ることができましたので、データベース作成終了です。
私は30分ほど掛かりました。早い人であればもっと早いと思います。
これは連続コピーを利用すればいいですので、下記の記事を参考にしてみて下さい。
データ切り替え方法
今回は矢印ボタンにてデータベースを切り替えます。これはD90に+10するようにしています。
本来はPLCなどで上下限を設定し、インターロックをかける必要がありますので、注意して下さい。
データベース動作事例
データベース動作1
実際に作成したデータベースの動作を確認します。
PLCも連動させていますが、書き込んだデータは保存されており、また再度読み出してもデータが間違っていることもありませんでした。
終わりに
冒頭でも述べましたが、これからは多品種少量生産が多くなります。
データベース作成が必要なラインも出てきます。プロジェクト作成時に”品種が多くて大変だ”とか”難しい”とか恥ずかしいことは他人に言わず、”私なら簡単ですよ”とか”私がやりましょうか?”と言えるくらいになりましょう。
最初は大変だと思いますが、徐々に慣れるように、この記事を参考にして頂ければと思います。
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