SEL言語
はじめに、補間制御について紹介すると、補間制御は多軸、X・Y軸と存在した場合に互いを一緒に動作させることを言い、X軸が500mm移動、Y軸が250mm移動となっても、X・Y軸が一緒に移動完了するような速度で動作させることができます。SEL言語プログラムの最大…
どのプログラム言語でも一緒ですが、SEL言語プログラムにはデータアドレスの範囲があり、その範囲内でデータを処理・プログラムしていく流れとなります。当然データアドレス範囲以外で指定すればエラーや思いもしないようなデータが格納されてしまい、データ…
様々なSEL言語プログラムの紹介をしてきましたが、今回はプログラムの参考例を紹介しようと思います。SEL言語プログラムはシングルタスクであり、ラダープログラムのような仮想的なマルチタスクのような処理が苦手です。このあたりでSEL言語が苦手というソフ…
IAIのSEL言語では動作させたくない軸を指定することによって軸毎に動作させることが可能です。GRPグループ軸指定命令を行うことによって、SELプログラム上のみで干渉位置へ移動しないようにしたり、安全を確保するために軸を動かさないようにするなど様々な…
SELプログラムについて解説してきましたが、実際どのようにプログラムを作成していくかを紹介していきます。IAIのSELプログラムはXSEL用パソコン対応ソフトというアプリケーションで作成することができます。今回はSELプログラムはXSEL用パソコン対応ソフト…
SELプログラムの大きな特徴としてポジションデータを編集することがプログラムから可能です。PLCとCC-Linkなどでデータのやり取りができればオペレーターでもロボシリンダのポジションを簡単に調整することができるシステムプログラムを構築することもSEL言…
SEL言語はプログラムを操作して複数のプログラムを並列で処理させることができます。並列処理というとなんか良い響きですよね。プログラム操作方法の命令としては、EXPG:他プログラム起動 | ABPG:他プログラム終了 | SSPG:他プログラム一時停止 | RSPG:…
ロボシリンダでトラブル発生した際に途中停止を行う必要があります。早めにロボシリンダを停止することによって機械故障の拡大を減らしたり、復旧の時間を短くすることが可能です。今回はSEL言語によるロボシリンダ動作停止プログラムについて紹介します。
SEL言語ではプログラムを繰り返し実行可能とするようにTAGとGOTOという命令があります。このTAGとGOTO命令を使用することによって、TAG付けしたプログラムの位置へGOTO命令で復帰することが可能となります。一連のロボシリンダ動作を途中で停止したり、プロ…
距離指定可能な機器はティーチングが必要となります。ティーチングとは、機器にポジションを教える作業であり、ポジションを教えることでそのポジションへ移動することができます。ティーチングをする際はJOG操作でポジションまで移動させティーチングします…
PLCとの通信、各プログラムとの動作確認を行う場合に確認用の信号が必要となります。SEL言語では、PLCでいう補助リレーをフラグといいます。フラグを操作したり、待ったりすることによってインターロックを取ることができるようになります。今回はSEL言語の…
SEL言語は数値を扱うことができ、様々な数値演算を行うことが可能です。また、演算結果を変数として扱うことができ、変数をさらに演算で使うこともできます。さらに間接指定を行うことで変数同士を計算することができます。今回はSEL言語の数値/変数の紹介を…
RSELの軸現在位置を読み出す方法はいくつかありますが、今回は現在座標読み出し命令PRDQを紹介します。ただ動くだけと言っても、自分がどこにいるかわからないとラダープログラムでインターロックを入れられなかったり正常に動作完了したかもわからないスタ…
SEL言語は一つのプログラム上ではシングルタスクで処理されます。 ※SEL言語のシングルタスクとマルチタスクについては後日記載予定シングルタスクにすることによって演算処理を高速化させることが目的のためです。このシングルタスクの考えでフローチャート…
IAIにはRSELという多軸補間できるコントローラがあります。RSELのコントローラを使用するためにはSEL言語プログラムをする必要があり、ソフト屋さんとしては一つの壁であるとも言えます。多種多彩な制御を行う上でIAIのロボシリンダを高速かつ軌道補正を行う…