MT Developer2講座

【上級編】MT Developer2 リフレッシュ設定方法 モーションSFCプログラム

モーションCPUはiQ-RシリーズのCPUとバッファメモリを通じて通信を行うことができ、バッファメモリに転送されたデータを自動的に自分のデバイス(X、Y、Bなど)へ反映してくれるシステムをリフレッシュと言います。このリフレッシュシステムを使用するために…

【上級編】MT Developer2 GX Works3システムパラメータ流用方法 モーションSFCプログラム

モーションCPUを使用する時、GX Works3でも同じような設定を行う必要があります。リフレッシュ設定やCPU号機など、様々ありますがこれらのGX Works3とMT Developer2でパラメータの不一致が生じるとプログラム上非常によくないです。パラメータの不一致を少し…

【上級編】マルチCPU間リフレッシュ設定方法 iQ-RシリーズとモーションCPU GX Works3

モーションCPU MT Developer2を使用する際には、必ずPLC(CPU)があり、PLCとモーションCPUとの通信方法はリフレッシュデバイスにて行うことができます。通信方法のイメージとしては、お互いのバッファメモリにデータを送信し、お互いのタイミングでバッファ…

【上級編】モーションSFCプログラム JOG始動指令プログラム 正転:M34482 逆転:M34483 MT Developer2

モーションCPUが立ち上がったか確認する際には最初JOG操作を行うかと思います。いきなり位置決め指令を行うソフト屋さんがいるのであれば相当な自信家か何度も実績がある機械システムかと思います。通信確認やサーボの状態を正確に把握するためにも、まずはJ…

【上級編】MT Developer2 モーション専用デバイス表示 Excelファイル

MT Developer2でモーションSFCプログラムを作成する際にモーション専用デバイスを自分で把握する必要があります。どこになにが割り当てられているかを把握しなければ自分でモーションSFCプログラムを作成することはできず、またデバイスが被ってしまうとプロ…

【上級編】モーションSFC サーボ始動プログラムフローチャート例

モーションSFCプログラムはシングルタスクのためWAIT(待ち)部分を作るとダンマリ停止が発生したり、WAIT(待ち)から抜けるプログラムを作成する必要が出てきます。モーションSFCプログラムでサーボプログラムを作成するときも同様で、WAIT(待ち)を作らないよ…

【上級編】GX Works3 モーションSFCプログラム呼出/起動 M.SFCS命令

モーションCPUを使用する際には必ずPLCが必要となります。PLCからモーションSFCプログラムを呼出/起動する命令がM.SFCS命令となります。PLCが起動してからモーションSFCプログラムを起動したい場合に使用することができ、プログラム間のインターロックとして…

【上級編】モーションSFCプログラム サブルーチン呼出/起動 MT Developer2

モーションCPUのモーションSFCプログラムでは並列処理を行うためのプログラムを複数起動することが可能です。モーションSFCプログラムの特性上、演算処理は1つのみですので、プログラムの並列処理が可能となるのは非常に有効です。モーションSFCプログラムで…

【上級編】モーションSFC Mainプログラムフローチャート例

MT Developer2でモーションSFCプログラムを作成するにはしっかりとフローチャートを作成・把握する必要があります。何かを作成するためには土台となるシナリオのようなものが必要であり、プログラムを作成するためにはフローチャートやタイムチャートが大切…

【上級編】プログラム構成参考例 ーモーションCPU R64MTCPU GX Works3ー

あなたはモーションCPUやモーションSFCと聞くとどのように思うでしょうか?聞いたことないや聞いたことあるけど使用したことないしどのようにプログラムを組んでいけば良いかわからない。という意見が多いかと思います。モーションCPUはサーボモータを制御す…

【上級編】モーションCPU R64MTCPUのシステムシミュレーション方法 ーGX Works3ー

三菱電機のPLCにはモーションCPUというサーボモータ制御を専門とするCPUユニットがあります。三菱電機のシンプルモーションユニットにてサーボモータ制御を行うことも可能ですが、高い応答性やPLCのスキャンタイムの影響を受けないようにするためにはモーシ…

【上級編】モーションSFCをラダー同様の処理で作成

参考プログラム解説[ メインプログラム ] : 自動起動↓ ← P0:リターン先[ 異常処理 ] : メインプログラムからの起動。モーションCPUやサーボエラーで全軸停止する、またリセット処理も含む↓[ WAIT ] : 2重起動インターロック↓[ 手動操作 ] : メインプログラ…

【上級編】MT Developer2によるモーションSFCプログラム講座 ー原点復帰ー

サーボの位置決め動作を行う場合、原点復帰動作が必要となります。サーボモータの原点復帰方法はいくつかあり、その機構にあった方法を選択する必要があります。今回は原点復帰の方法について詳しく説明しませんが、MT Developer2によるモーションSFCプログ…

【上級編】MT Developer2によるモーションSFCプログラム講座 ー指令生成軸とはー

指令生成軸とは、カム制御を使用する上で重要な役割があるものです。機械カムから電子カムへ切り替わるにあたり、今まで主軸としていたサーボモータの代わりを担うものであり、主軸をモーションコントローラ上で制御することができます。タイミングはカム曲…

【上級編】MT Developer2によるモーションSFCプログラム講座 ートランジションプログラムと演算制御プログラムー

モーションSFCプログラムを構成するものとしてトランジションプログラムと演算制御プログラムというものがあります。難しく考える必要はなく、『トランジションプログラムが条件成立しているかの判断プログラム』、 『演算制御プログラムがビットやデータレ…

【上級編】MT Developer2によるモーションSFCプログラム講座 ージャンプ、ポインター

『ジャンプ、ポインタは常時監視ができる』モーションSFCの特徴としてENDまで到達するとそのプログラムのスキャンを終了します。通常の動作でプログラムが終了してしまうのは困るので、ジャンプ、ポインタにてプログラムを終了させないようにするのです。今…

【上級編】MT Developer2によるモーションSFCプログラム講座 ーJOG運転ー

サーボモータのJOG運転。JOG運転はサーボモータのティーチング時よく行う方法であり、JOG操作ができないとティーチングや異常解除ができないということになってしまいます。基本的にサーボモータの立ち上げはJOG運転から開始します。ですので、必ずシミュレ…

【上級編】MT Developer2によるモーションSFCプログラム講座 ープログラム記述編ー

FA電気設計者はラダー言語に親しみがあり、おそらくモーションSFCプログラムに触れる機会が少ないと思います。たくさんモーションSFCプログラムに触れているという方は、サーボモータの多軸制御を多く行っており大規模な設備やロボットなどが含まれるライン…