PLC(シーケンサ)にはビットやデータレジスタのモニタ値を任意に参照できるインデックスレジスタというのが存在しているのはご存じでしょうか?
インデックスレジスタでビットやデータレジスタのモニタする箇所を変更することをインデックス修飾(インデックスとは索引、目次などの意味)と言います。
インデックス修飾の利点としては、大量のビットやデータレジスタをインデックス修飾することでその条件に応じてラダーを全て記述する必要がなくなるため、ステップ数の削減に繋がります。
前回タッチパネルのオフセット方法を紹介しました。
上記の方法を使用すればデータベースも作成することが可能となります。
そのデータベースを参照する方法の一つとして、PLC(シーケンサ)でのインデックス修飾について説明したいと思います。
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【目次】
インデックス修飾とは
先ほど説明した通り、インデックス修飾とはインデックスレジスタでビットやデータレジスタのモニタする箇所を変更することであり、三菱電機製PLCではインデックスレジスタをZとしています。
インデックスレジスタZを使用することによって、大量にあるビットやデータレジスタを簡単に参照することができ、プログラムの削減につなげることが可能となります。
引用:三菱電機Qシリーズ取扱説明書
説明
D0~D9に様々なデータが格納されています。
格納されている数値をプログラム一つで任意に呼び出す場合、
D100:オフセット値
Z0:インデックスレジスタ
D0Z0:モニタ値オフセット
とするとプログラムで記述すると下記のようになります。
わかりづらい人のために下記実例動画を用意しました。
実例
解説
Z0の数値を変えるとD0 + Z0 = D0Z0とすることができます。
Z1はZ0 + 1 = Z1となっており、D0Z0とD0Z1で合計を演算しています。
終わりに
インデックスレジスタを使用することはデータベースや様々な演算を使用する上で基礎中の基礎です。どんどん自分で作って慣れるようにしましょう。
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