データレジスタとは、bitの集合体でありbitのON,OFFで数値として扱います。
通常のデータレジスタは16bitですが、数値の範囲によっては32bitのデータレジスタを扱う場合ダブルワードと呼びます。
データレジスタを正確に扱うことが出来れば優秀なプログラマーとして認められることができますので参考にして下さい。
【目次】
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データレジスタ
引用:三菱電機Qシリーズ取扱説明書
bitの集合体
データレジスタは値を格納できますが、その正体はbitの集まりです。16bitか32bitで扱える数値範囲が変わりますが、bitのON,OFFで数値を判断します。
例えば、0bitがONしたら1、1bitがONしたら2となります。つまり、2の?bit乗となります。それらを足し合わせたのがデータレジスタの値になります。
具体例として、222(10進数)だと
0bit:OFF(0)
1bit:ON(2)
2bit:ON(4)
3bit:ON(8)
4bit:ON(16)
5bit:OFF(0)
6bit:ON(64)
7bit:ON(128)
数値を全て合計すると222となります。
ワード16bit ダブルワード32bit
通常のワードは16bitで符号なしの表現では、0 から 65535 までの整数値となり、 2の補数の表現では、-32768 から 32767 までとなります。
また、ダブルワード32bitの場合、0 から 4294967295 となり。 2の補数で表現できる符号付き整数は −2147483648 から 2147483647 となります。
扱うデータの数値によって使い分ける必要があります。
数値格納
数値格納方法 MOV・DMOV・FMOV・BMOV
プログラムでは基本的に"MOV"、"FMOV"、"BMOV"という命令が主に使用します。
FMOV:複数のデータレジスタに対して1つの数値を格納
BMOV:複数のデータレジスタに対して複数のデータレジスタを格納
数値格納
上記の画像ではデータレジスタに"MOV"、"FMOV"、"BMOV"と命令を使用しており、画像の下部でモニタしております。
PLCでソフトを作成する際は、必ず使うので参考にしてみて下さい。
終わりに
データレジスタを扱うのには、どの程度の値を使用するのか自分で把握する必要があります。
必ず数値がどのようになるかを把握し、それにあるデータレジスタを選定、命令を扱うようにして下さい。
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