【中級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3のST(ストラクチャーテキスト)言語 代入文ー四則演算ー

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PLC(シーケンサ)にはラダー言語とは他にいくつか種類があります。

IEC 61131は国際規格団体の1つであるIEC(International Electrotechnical Commission: 国際電気標準会議)によって策定されたPLC(Programmable Logic Controller)システムに関する国際規格です。

私は主にラダー言語を使用してPLCのプログラム作成を行っています。

ラダー言語はPLCプログラマーであればある程度、同様のレベルで読むことができるので非常に重宝されているのですが、デメリットとしては数値演算式を記述すると長くなってしまい見にくくなってしまうことです。

ST言語はC言語のような普段から記述している文法で演算式を書くことができます。

ST言語については下記について記述しました。

GX Works3 ST言語とは
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ST言語はあまり使用されていることがないのですが、私は非常に使いやすいので重宝しております。

しかし、慣れない人には他の言語は苦痛だと思います。

ST言語もその一つだと思いますので、一気に書き方を紹介してはいかず、一つ一つ命令を紹介していきます。

今回はどのようにST言語を記述していくのかと、代入文ー演算式ーについて紹介します。

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GX Works3 ST言語記述方法

インラインST挿入 STB
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ST言語 代入文ー四則演算ー

ST言語 代入文1
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Point.代入文は := と記述する

ST言語 代入文2
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Point.:= は右辺の演算結果を左辺へ代入する

ST言語 四則演算
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ST言語 GX Works3プログラム例

ST言語 四則演算プログラム例1
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Point.D0 := D1 + D2; でD1+D2の演算結果をD0に格納する

ST言語 四則演算プログラム例2
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Point.D1 := 1; D2 := 2; でデータを格納することもできる

まとめ
・インラインSTを挿入するにはSTBと入力する
・:= で右辺 ➡ 左辺へ演算結果を格納する
・:= で数値データを定義することもできる



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