【中級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3のST(ストラクチャーテキスト)言語 条件分岐ーIF ビットON/OFF判定ー

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三菱電機製PLC(シーケンサ)のiQ-Rシリーズでは、プログラム作成ソフトでGX Works3というものを使用します。

GX Works3ではラダー言語と異なるST言語というものを使用することができ、C言語で使用するような命令も使用できます。

ラダー言語で演算を記述する場合、一つの演算を一つずつ行う必要があり、あとから見直すととても苦労します。

そこで、C言語で使用しているような演算方法が使用できST(ストラクチャーテキスト)言語を使用します。

複雑な演算式がある場合、こちらのST言語を用いることによって、演算を見やすくすることが可能となります。

今回はST言語内で使用できるビットのON/OFF判定を紹介します。

ST言語 条件分岐 IF
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ビットのON/OFFを判定するにはIF <ビット条件> THENのビット条件にデバイスを入れることで判定することができます。

また、ELSIFで上記の条件が全て偽であるなら判定を行い、真ならば命令を実行します。

全て偽なら、ELSEの命令を実行します。

GX Works3 ST言語とは
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GX Works3 ST言語記述方法

インラインST挿入 STB
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GX Works3 IF ビットON/OFF判定

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ST言語 IF ビットOFF
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ST言語 IF ビットON
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まとめ
・ST言語でビットのON/OFFを判定するのはIF <条件式> THENの条件式にデバイスを記述する
・ELSIFで上記の条件式全てが偽ならば判定し、真ならば命令を実行
・ELSEで全ての条件が偽ならば命令を実行



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