【上級編】EthernetユニットRJ71EN71シリアル通信設定方法 バーコードリーダー GX Works3

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iQ-Rシリーズとバーコードリーダーとのシリアル通信を行う際には、iQ-RのEthernetユニットRJ71EN71にもIPアドレスなどを設定する必要があります。

シリアル通信設定(コマンド制御)にするメリットとして制御周期が早いということがあります。

N-L20の通信速度は10BASE-T/100BASE-TXであり、10Mbps / 100MbpsということになりPLC ➡ N-L20に制御コマンドを送信すれば数文字程度なのでほぼIOと同じ速度で送れるということになります。※FA用のEthernetは通信速度が安定しておりますので100Mbpsは1ビットあたり1/10^6secということになります。

返信も数バイトで済むためN-L20 ➡ PLCの返信も早く済みます。

制御コマンドの方が制御周期が早いためメリットが大きいですが、設定方法が面倒であり制御コマンド用のプログラムを作成しなければいけないためデメリットとしては設計工数が掛かるということになります。

PLCリンクは非常に設定しやすいですが通信遅れ(バーコードデータの桁落ち)が発生する可能性があるため、私としては搬送能力や複数台バーコードリーダーを制御する際はシリアル通信を行う方をお勧めします。

今回はiQ-RシリーズのEthernetユニットRJ71EN71のバーコードリーダーシリアル通信設定方法について紹介します。

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GX Works3 バーコードリーダーシリアル通信設定RJ71EN71

GX Works3 システムパラメータ
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Point.RJ71EN71をQシリーズ互換でIO割付に設定する

RJ71EN71はQ互換のものが設定でき、IO割付を行って下さい。

IO割付がXY20ならばU2となり、プログラムで使用しますので覚えておいてください。

GX Works3 RJ71EN71 Q互換
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Point.システムパラメータをダブルクリックすると表示されるためRJ71EN71をQ互換に設定

GX Works3 ユニット情報
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Point.IPアドレス / サブネットマスク / デフォルトゲートウェイを設定

IPアドレスは使用するバーコードリーダーと別にして下さい。

サブネットマスクとデフォルトゲートウェイはバーコードリーダーと一緒にして下さい。

IPアドレスは別、サブネットマスクとデフォルトゲートウェイは同一にしなければシリアル通信が成立しませんので注意して下さい。

GX Works3 RJ71EN71詳細設定
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Point.コネクションNo.でシリアル通信の受信 / 送信が決まる

このコネクションNo.によって、PLC ➡ バーコードリーダー(送信)かバーコードリーダー ➡ PLC(受信)か判断することができます。

受信 / 送信を設定しているため、IPアドレスが2つある状態となっております。

プログラム命令で使用しますので、このコネクションNo.を覚えておいてください。

まとめ
・RJ71EN71をQシリーズ互換でIO割付に設定する
・IPアドレスは別、サブネットマスクとデフォルトゲートウェイは同一にする
・コネクションNo.でシリアル通信の受信 / 送信が決まる



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