【中級編】PLC(シーケンサ)のデータサーチ(SER)

プログラムで便利なのが検索したい値を指定したデータレジスタの範囲で調べることができるデータサーチ『SER』命令です。

センサーのON,OFFのデータトラッキングからワークの隙間を見ることができるので、振分やNG排出などの範囲検索でよく使用されます。

【目次】

はじめに

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FOR~NEXT命令でも検索するプログラムを作成することは可能ですが、簡単に検索する命令がSER命令となります。

データ処理命令:データサーチ

f:id:vv_6ong_3ka_cp:20180211023514j:plain


S1:検索するキーワード
S2:検索するデータレジスタの先頭番号
D :キーワードS1と一致したデータレジスタS2~検索数の一致した位置
D+1:一致数
n:検索するデータレジスタの数

実例ソフト

f:id:vv_6ong_3ka_cp:20180213012855j:plain


S1:k1
S2:D2000
D:D1990
n:k10

上記転送は実例をわかりやすくするために転送するデータとなりますので気にしないで下さい。

実例

f:id:vv_6ong_3ka_cp:20180213014138g:plain

シミュレーションにてデバイス/バッファメモリ一括モニターでデバイスをON,OFFしています。
データ検索結果の一致した位置はD2001の2番目を格納し、一致数はONした数だけ増えているのがわかると思います。

終わりに

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このSER命令を応用すると様々なことができるようになりますので、参考にしてみて下さい。