転送(MOV・DMOV)命令とは、デバイス値や定数を他のデバイスへ転送させるラダープログラム命令です。
MOVは16bit転送命令で、16bit = -32,768 ~ +32,767の範囲を数値指定して転送することが可能です。
DMOVは32bit転送命令で、32bit = -2,147,483,648 ~ +2,147,483,647の範囲を数値指定して転送することが可能です。
PLCで言う16bitはデータレジスタDの1ワード、32bitはデータレジスタDの2ワード(連続)となります。
このようにMOV,DMOVには違いがあり、扱うデータ量が異なるというのが1番大きなポイントになります。
今回は2つ、三菱電機製PLC iQ-Rシリーズで使用しますGX Works3の転送(MOV・DMOV)命令について紹介していきます。
【目次】
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転送命令 MOV・DMOVとは
転送命令 MOV・DMOVは16bitと32bitのデータ量による違いがあるのがポイントになります。
GX Works3 転送命令種類
毎スキャン実行型と1スキャン実行型の違い
■ 毎スキャン実行型と1スキャン実行型の違い【検証プログラム】
■ 毎スキャン実行型と1スキャン実行型の違い【検証結果】
MOV:16bit 毎スキャン実行型
MOVは、16bit = -32,768 ~ +32,767の範囲で定数値、もしくは1ワード分データを他のデータへ毎スキャン、転送(コピー)する命令です。
MOVP:16bit 1スキャン実行型
MOVPは、16bit = -32,768 ~ +32,767の範囲で定数値、もしくは1ワード分データを他のデータへ1スキャン、転送(コピー)する命令です。
DMOV:32bit 毎スキャン実行型
DMOVは、32bit = -2,147,483,648 ~ +2,147,483,647の範囲で定数値、もしくは2ワード分データを他のデータへ毎スキャン、転送(コピー)する命令です。
DMOVP:32bit 1スキャン実行型
DMOVPは、32bit = -2,147,483,648 ~ +2,147,483,647の範囲で定数値、もしくは2ワード分データを他のデータへ1スキャン、転送(コピー)する命令です。
MOV / DMOV データ転送命令説明
GX Works3でのMOV・DMOV記述
終わりに
数値を扱う上で、MOV・DMOVは必要な命令です。
扱えるように練習もしましょう。
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