PLC(シーケンサ)にはラダープログラムを入力する際にGX Works2やKV Studioにはショートカットキーが存在し、ラダーのa接点やb接点、アウトコイルなどを簡単に入力することが可能となっております。
ショートカットキーは入力する手間を省くので時間短縮になりますが、使用するソフトウェアや他者のPC設定によってショートカットキーが変わっていたりします。
この使用するソフトウェアや他者のPC設定に影響されず、いつも通りラダープログラムを入力することができるのが『ニーモ二ック式』です。
今回はニーモ二ック式のプログラミング方法について紹介します。
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ニーモ二ック式プログラミング
GX Works2 ニーモニック式プログラム例
GX Works2 プログラミングKV Studio ニーモニック式プログラム例
KV Studio プログラミング上記は三菱電機製GX Works2とキーエンス製KV StudioのPLCプログラム作成ソフトウェアとなります。
どちらもニーモ二ック式でプログラミングを行っていますが、問題なくニーモ二ック式で入力することが可能です。
■ AND命令 = a接点
■ ANI命令 = b接点
■ OUT命令 = アウトコイル
上記、命令を直接入力することによって、簡単にラダープログラムを作成することがGX Works2でもKV Studioでも可能となります。
■ AND命令(a接点) 入力方法
■ GX Works2
● AND X0
■ KV Studio
● AND R0
■ ANI命令(b接点) 入力方法
■ GX Works2
● ANI X0
■ KV Studio
● ANI R0
■ OUT命令(アウトコイル) 入力方法
■ GX Works2
● OUT Y0
■ KV Studio
● OUT R100
ニーモニック式プログラムについて
ニーモ二ック式の命令として私が良く使用するのは
・AND命令
・ANI命令
・OUT命令
この3つの命令でほとんどのプログラムを記述することが可能であり、三菱電機だろうがキーエンスだろうがこの記述方法でソフトウェアの切り替えで不都合を感じることが少なくなりました。
また、他者のソフトウェアでもどうように変更することなく慣れ親しんだニーモ二ック式で記述すると普段通り記述できるため問題ないです。
ショートカットキーの方が早いという人もいると思いますが、慣れれば3文字程度入力するのはそこまで時間が掛からなくなります。
使うものが変わるから作業の効率が落ちるというのを私は嫌うため、このニーモ二ック式を私はおすすめします。
また、GX Works2の操作(動かし方)をKV Studioと統一する方法もありますので、下記記事を参考にしてみて下さい。
ぜひ参考にしてみて下さい。
まとめ
・ニーモ二ック式で記述するとどのソフトウェアでも問題なくなる