PLC(シーケンサ)でこのSPD命令が使われるのは、パルスを計測して回転数を出し速度を出す場合などです。
具体例としては、エンコーダの入力です。今回はそのSPD命令の使い方とその計算例を紹介したいと思います。【目次】
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パルス密度 SPD命令とは
SPD命令とは、指定された入力Sがn(ms)時間内にどれだけ入力されたかということをデータレジスタDに格納する命令となります。
プログラム例
ここで入力はX100として、カウント計測時間は0.002秒、格納するデータレジスタはD0とします。
実際のプログラムはK2で良いですが、シミュレーションでは100msのスキャンタイムとなるため、カウント計測時間を1秒(1000ms)として行います。
SPD命令
上記動画がシミュレーションで行った動画となります。
カウント時間は1秒で、0.2秒毎にX100をONしています。よって、D0のカウント値は5となっています。
速度演算
速度演算の一例です。
1パルスあたり1.57mm進むとして、1秒間あたりの速度を取っていますので、60sec掛けて速度mm/minを算出しています。
このようにすれば、エンコーダ入力から速度を求めることができます。
終わりに
パルス密度計測について理解できたでしょうか。このようにPLCでも1msecまではパルスを計算することができるので、高速カウンタユニットを使わなくても良いので、ぜひ使ってみてください。
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