【中級編】エンコーダーとは

産業を影ながら支えているエンコーダについてご存じでしょうか。
噛み砕いて説明すると、エンコーダとは内部に円盤があり、一定距離進むと1pulse(パルス)信号を出力してくれるものです。
その出力、つまり信号を出してくれるパターンが3パターンあり、それぞれをA相、B相、Z相と呼ばれています

このエンコーダがどのように使われるかというのを紹介したいと思います。

【目次】

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エンコーダとは

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エンコーダというのは、内部に円盤があり、Z相は円盤に1つしかなく原点となり、A相とB相は位相が異なる形で分解能分だけ存在します。

エンコーダの内部詳細などが詳しく記載されているサイトを紹介いたします。

www.mtl.co.jp引用:MTL

なぜエンコーダを使用するのか

エンコーダの概要はなんとなく理解して頂けたと思います。
しかし、そもそもなぜエンコーダは必要なのでしょうか。それは、機器の位置を知りたいからエンコーダが必要となるのです。

エンコーダのパルス出力から現在位置を知ることができ、サーボモータの位置を計算することが可能となります。
その他にもトラッキングで使用されることがあり、このトラッキングというのはワークの現在位置を追跡するためのものをなります。

エンコーダの設置方法

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エンコーダの設置方法は様々ですが、ここでは2通りの方法を紹介します。

ベルト測定方法

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上記画像の赤丸の部分を見てください。ベルトコンベヤに設置する際にはベルト面を測れるように設置をします。

モータ出力軸取付方法

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上記画像の赤丸部分を見てください。ベルトコンベヤのモータに設置した例です。これによって、ベルト上ではなく、モータの回転を直に取ることができ、サーボモータと同様となります。

PLCとエンコーダの接続方法

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エンコーダの配線例です。このように配線すれば取りあえずパルス入力を取り込めます。
ただし、エンコーダの入力時間を検討して高速カウンタユニットを設置しなければならないか考えなくてはなりません

高速カウンタユニット QD62

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高速カウンタユニットをエンコーダと接続する場合、変換ケーブルが必要となり、変換ケーブルにエンコーダを接続すれば良いということになります。

高速入力ユニット QX42-S1

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エンコーダの入力時間が高速入力ユニットとPLCの処理時間を十分考慮することができれば、PLCの入力ユニットとエンコーダを接続しても全く問題ないです。

終わりに

エンコーダを使用する機会は少ないと思います。だいたい難しい場面で使用することが多いですので、少しでも参考になればと思います。

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