あなたは、タッチパネル画面を作成する際にサーボモータの情報をリフレッシュレジスタに格納したり、データ転送してデータレジスタ:Dに転送して表示するようにしていないでしょうか?
実は、このリフレッシュしたりデータ転送し直したりする方法は効率が良いとは言えず、サーボモータの軸数が増えるたびにラダープログラムのステップ数が増えるという問題が生じてしまいます。
その問題を解決するのが、GOTから直接バッファメモリを参照する方法です。
バッファメモリは元々最大軸数分のデバイスメモリを用意しているため、軸数が増えてもGOTから直接バッファメモリを参照することでラダープログラムのステップ数が増えるという問題がなくなり、ステップ数の削減を行うことができます。
また、プログラムとの縁切りを行うことができるため、表示上の不具合が発生した際にプログラムがいけないのかGOTがいけないのかという問題の範疇を明確にすることができます。※この場合GOTの表示に問題があるということになります。
あまり使用している人も見たことがないのですが、サーボモータ、シンプルモーションユニットのバッファメモリ参照方法を下記に示します。
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GT Designer3 シンプルモーションユニットのサーボモータバッファメモリ参照方法
GT Designer3 サーボモータバッファメモリ参照方法1
Point.U00:シンプルモーションユニットNo.、G:バッファメモリ
シンプルモーションユニットNo.とG:バッファメモリを指定することでシンプルモーションユニットのバッファメモリを見ることが可能です。
GT Designer3 サーボモータバッファメモリ参照方法2
まとめ
・GOTから直接バッファメモリを参照することでステップ数削減が可能
・プログラムを介さないためGOT表示上の問題も簡単に解決できる
・ユニットNo.やバッファメモリを正確に把握する