PLCとPCには数値の扱い方に違いがあり、いわゆるアスキーコードがPCが数値を扱っている方式であり、これはPLC側で扱っている方法とは異なるためPLCからPCへデータを送る際には、その数値の認識を変換してPCへデータを送信する必要があります。
その前処理として、数値をそのまま数値としてアスキー変換してくれる命令がBINDA(P)命令となります。
ラダー屋さんではそうそうアスキー変換を行うことがありませんが、PCとの通信が多いシステム、自動倉庫やラベラーなどの上位システムと絡むようになると急にアスキーコードという概念とPLCの数値概念が混ざるのでとても厄介です。
今回はGX Works3によるBIN16ビットデータ ➡ 10進数アスキー変換 BINDA(P)について紹介します。
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BIN16ビットデータ ➡ 10進数アスキー変換 BINDA(P)
BIN16ビットデータ ➡ 10進数アスキー変換 BINDA(P)
Point.PLC ➡ PCへ数値変換してくれるBINDA命令
PLCとPCで読み取る数値が異なることは上記からもわかると思います。
PLCとPCで認識している数値が異なるのに、PCへそのままPLCから情報を送信すると誤った情報が送られることになります。
そうならないようにPLCからPCへ数値をアスキー変換する命令がBINDA命令となります。
BIN16ビットデータ ➡ 10進数アスキー変換 BINDA(P) SM705
Point.SM705のON,OFFでデータ処理が異なる
SM705のON,OFFによってアスキー変換後のデータ表現が異なりますので注意しましょう。
BIN16ビットデータ ➡ 10進数アスキー変換 BINDA(P) SM705
BIN16ビットデータ ➡ 10進数アスキー変換 BINDA(P) 注意事項
BIN16ビットデータ ➡ 10進数アスキー変換 BINDA(P) プログラム例
Point.SM705のON,OFFで数値が変わっていることを確認する
BIN16ビットデータ ➡ 10進数アスキー変換 BINDA(P) デバイスモニタ
Point.D10とD20の違いを確認する
まとめ
・PLC ➡ PCへ数値変換してくれるBINDA命令
・SM705のON,OFFでデータ処理が異なる
・D10とD20の違いを確認する