【中級編】立ち下がりパルス否定使い方 シーケンス制御による省エネ停止プログラム GX Works3

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GX Works3のシーケンス制御には様々な命令があり、立ち下がりパルス否定というちょっと変わった命令が存在します。

なかなかこの接点を使用している方は見ないのですが、必要に応じて使用することによって、ステップ数の削減を行うことが可能です。

生産設備では、コンベヤにワークがない状態で回り続けていることがあります。

コンベヤは搬送するものなので回っているのが正常ではありますが、搬送物がないのに回っているのは工場の設備担当者としては電力を食うのでなるべく使用しないなら回っていてほしくないものです。

その時に役立つのが省エネ停止であり、センサーの状態が変化しない場合にコンベヤを停止するようなプログラムを作成すると工場設備担当者は喜んでくれるでしょう。

今回はシーケンス制御による省エネ停止プログラムの立ち下がりパルス否定の使い方について紹介します。

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立ち下がりパルス否定使用方法 省エネ停止プログラム

立ち下がりパルス否定 入力方法
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Point.立ち下がりパルス否定はLDFIで行う

省エネ参考プログラム解説1
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Point.下記搬送タクト管理術のシーケンス制御プログラムを参照して欲しいです

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省エネ参考プログラム解説2
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Point.立ち上がりパルス否定と立ち下がりパルス否定を組み合わせることで省エネ停止回路ができる

立ち上がりパルス否定と立ち下がりパルス否定を使用することによって、センサーがONしつづけても、OFFしつづけても変化しない場合にコンベヤを省エネ停止するような回路を作ることができます

ダンマリ停止にならないように、L100がONしている間はT100がリセットするような回路にしております。

実際、立ち下がりパルス否定の命令を知ったからどうなの?という疑問は必ず持つかと思います。

要は使い方を教えてもらえず、たくさん数学の公式を教えてもらっている状態では自分のプログラム設計者としての技術力が増えることはありません。

様々な使い方を知ることが重要であり、その命令の利点を積極的に使用できるかが技術者として成長できるチャンスだと思います。

省エネ停止回路 シミュレーション動画youtu.be
※音声はありません。

まとめ
・立ち下がりパルス否定はLDFIで行う
・立ち上がりパルス否定と立ち下がりパルス否定を組み合わせることで省エネ停止回路ができる



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