【上級編】キーエンスセーフティコントローラGC-1000 プログラム設計

キーエンス製セーフティコントローラGC-1000

現状、電気部品が入荷しづらい中、セーフティリレーモジュールの代わりに採用する機会も増えているかと思います。

セーフティコントローラGC-1000は、三菱電機製安全PLCなどと同様に安全関係の入出力を管理することができ、それらをどのように紐づけるかもプログラムすることが可能です。

ロボットと人、安全関係をどのように構築するか、現在の装置システムは複雑になっていくので、お客様の要望に臨機応変に対応するためには必要不可欠な存在ではないでしょうか。

今回はキーエンス製セーフティコントローラGC-1000のプログラム設計について紹介します。

GC Configuratorインストール


https://www.keyence.co.jp/mykeyence/

GC-1000のプログラム設計を行うためにはGC Configuratorが必要となります。

インストールするには上記URLでダウンロードして、自身のPCでインストールすれば問題ないです。

キーエンスは無償で提供しているので非常に有難いですね。

GC-1000 プログラム設計

プロジェクト新規作成

プロジェクト新規作成



プログラム設計参考例 回路図・フロー図

プログラム設計参考例 回路図・フロー図

参考例がないと、論点が空中戦になってしまいそうなので、仮の参考例を用意しました。

このような入力・出力機器をGC-1000へ配線してプログラム設計していきます。

フロー図のように、非常停止OFFで完全に動力OFF、安全扉は開いている場合と教示モードの場合で処理を変えるというものになっております。

入力・出力機器選択

入力・出力機器選択

プログラム設計準備

プログラム設計準備

プログラム入力・出力機器照合

ラダー回路図変換例

セーフティコントローラGC-1000のプログラム設計をする方の多くはPLCのソフト設計屋さんだと思います。

ソフト設計屋さんとして考えやすいのはラダープログラムだと思いますので、一度フロー図をラダー回路図へ変換します。

変換は参考ですので、様々な方法があるかと思います。

レジスタM1追加

レジスタM1追加

自己保持を使用する場合、出力機器を直接使用することはできないため、レジスタに置き換えるのが良いでしょう。

また、プログラムが複雑化してくると、レジスタに置き換えないと全て変更しなければいけないという場面もでてくるので、レジスタを上手く利用しましょう。

プログラム作成例

プログラム作成例

プログラムはあくまでも参考であり、動作確認はしておりません。

また、動作保証・安全保障をするものでもありませんので、あくまでも参考としてみて下さい

お客様の安全基準に則って、プログラム設計を進めるようにして下さい



www.niwakafa.com
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