電気設計は、まずIOリスト作成をする。
— にわかFA電気屋💡FA電気設計・PLC電気制御屋 (@FA36601032) 2019年6月22日
これでハード設計の4割は完成している。
残りは回路:2割、制御盤:3割、操作盤:1割というくらいなイメージ
ソフト設計もIOリスト、デバイスコメント作成で4割は完成する。
残りはタッチパネル:3.5、プログラム:2.5くらいなイメージ
電気設計というのは、IOリスト作成で4割仕事が終わっているといっても過言ではありません。
設計経験が少ない方はよくわからないと思いますが、ベテランの方には心に染みることだと思います。
そもそもIOリストとは、Input:入力、Output:出力のリストのことで、PLC(シーケンサ)の入出力番号を決めることです。
三菱電機製PLCでは、入力:X、出力:Yとなります。
例としては、
X000:セーフティリレーON
X001:運転ボタン
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Y000:セーフティリレーリセット
Y001:運転ボタン点灯
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というように決めていきます。
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ではなぜ、IOリストを作成すると電気設計の仕事が4割終わってしまうのか。
電気設計のハード設計は、センサー関係の決定や制御盤・操作盤の設計がメインかと思われます。
それはそうなのですが、
センサーを決めてもPLCのどこに入力されるの?
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制御盤作りたいけどPLC決まらないし、操作盤のボタン決まらないしで設計できないわ。
という流れになってしまいます。
これを避けるには
センサーはX007に入力される
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入力点数、出力点数わかったからPLC決まって制御盤設計できるし、操作盤もボタンわかるから設計できるよ。
と、IOリストを作成しておけば何事もなかったかのように終わってしまいます。
私の場合、搬送記憶や他社装置など異常・警報を先に全て洗い出します。アラームリストを先に提出するお客様もいるので。
— にわかFA電気屋💡FA電気設計・PLC電気制御屋 (@FA36601032) 2019年6月22日
ソフト設計するためにもIOを決めると楽ですし、デバイスコメントもあれば協力業者との意識の違いも無くすことに繋がると思います。
終わりに
電気設計の仕事というのは難しいように見えて、仕事の流れは一緒です。
協力業者に仕事を出す場合も、このようにIOリスト作成するといいと思いますので参考にしてみてください。