以前紹介しました『電気設計業務を勉強する3つの方法』でPDCAサイクルを回すことで実力を伸ばせると話しました。
電気設計業務を勉強する3つの方法 PDCAサイクルを回す
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そして、実際どのようにすればPDCAサイクルを回せるようになるのかの説明も小規模制御盤設計で紹介しました。
電気設計業務 ハード設計勉強方法
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あなたはどのように自分でその技術を伸ばせばよいかわからないという悩みを抱えているかと思います。
プログラム設計のノウハウを独学で学ぶには大きなハードルがあります。
今回の小規模ラインのプログラム設計方法を参考にして頂き、今後の飛躍に繋げていってもらえればと思います。
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小規模プログラム設計方法
設計課題提示
Point.Plan:計画 自分で課題を提示する
今回はコンベヤ3台、センサー3つとします。
センサーでワークを検出したらコンベヤ停止。
下流側コンベヤにワークがなければ搬送するようなプログラムを作成します。
タッチパネル作成方法
タッチパネル画面作成フロー
Point.フロー図通りに進めばおおよそFA機械装置のタッチパネル画面は網羅する
現在使用されているFA機械装置のタッチパネルは、このフロー図通りに進むことによっておおよそ網羅することができます。
慣れている人の頭の中では、このような思考をしており、必要な情報を精査しております。
このフローを参考にしてみて下さい。
ただし、FA機械装置には品種切替やタイマー調整などのメンテナンスのほか、サーボデータのロギングやサーボアンプの入出力モニタなど挙げたらきりがないほど様々なデータをタッチパネルに見える化させることがあります。
メイン画面の参考を下記に示します。
タッチパネル作成 メイン画面参考
TP:GT2508シリーズ
Point.デザインはシンプルかつ見えやすく
タッチパネルの文字色と背景色には最近気を使っています。
慣れない頃は適当な色を使用していましたが、人には見やすい色というものがあります。
人に見やすい色を使用するように心掛けましょう。
タッチパネルの背景色は標準の色を使わず、自分で選定した色を使用しています。
自分なりに考えて色使いを検討して下さい。
プログラム作成方法
プログラム作成フロー
Point.フロー図通りに進めることでプログラム作成の抜けを無くすことができる
慣れている方はこのようなフローを頭で考えており、このようなフローでプログラムの作成を進めております。
動作プログラムを作成する前にかなりの工程を踏むことを初心者の方は知らないと思います。
このフロー図から全体のプログラム作成工程を知ることができ、自分の設計時間を把握することが可能となります。
下記に参考プログラムを載せます。
プログラム解説 初期処理
Point.初期処理としてPLC RUN確認用タイマーを使用する
初期処理でタイムラグを設けることによって、DC電源の遅れをカバーしたり異常発生させないようにする。
プログラム解説 手動/自動選択
Point.モードと操作可は分ける
モードはタッチパネルなどで表示する可能性があるため操作可のコイルと分けるようにする。
プログラム解説 自動運転/サイクル停止
Point.M120:自動運転操作可を用意すると今後が楽になる
自動運転ができない場合にタッチパネルでポップアップさせ自動運転ができないという文言を表示させることがでてきます。
そのような場合に接点をまとめておくと非常に後で楽になります。
プログラム解説 サイクル停止
プログラム解説 動作指令1
Point.ワークのONとOFFを正確に把握し条件に入れる
ワークのONとOFFを確実にSET条件に入れ、RST条件にワークのONを入れるようにする。
プログラム解説 動作指令2
プログラム解説 出力回路
Point.センサーや動作指令で動くように条件を入れる
シミュレーション動作確認
プログラム動作確認1 下流装置停止中
Point.下流装置が停止している状態
下流装置が停止している状態であれば、最終的にはワークが満杯状態となります。
動作見てもらえばわかると思いますが、問題なく満杯状態になっています。
プログラム動作確認2 下流装置運転中
Point.下流装置が停止➡運転した状態
下流装置が停止していたためワークが満杯状態から始まります。
満杯状態から下流装置が運転を再開すると搬送するようなプログラムになっております。
まとめ
・ハード設計からソフト設計・シミュレーションのPDCAサイクルを回せば実力が伸びる
・ハード設計から自分で設計する力をつける
・プログラムとタッチパネルを設計する技術を身に付けることができる
プログラム欲しい方がいれば下記メールアドレスへご連絡頂ければと思います。
v_6ong_3ka_cp@yahoo.co.jp