三菱電機インバータFR-D700シリーズではモータ容量に合わせたインバータ容量を選定しないと電流値を正常に検出できないということがありました。
例:ACモータローラ 16W 0.06Aに対してインバータ容量を0.2kWを選定しておりました。
本来は、16Wの容量なのでインバータ容量は0.1kW用のものを選定すれば良かったのですが、本数が増えたり容量が変更になっても問題ないように、インバータ容量を1ランクUPしておりました。
試運転開始すると、インバータの電子サーマルが適切か確認するため、私は1台ずつサーマル異常を出すように電子サーマルを低く設定します。
その際に、異常が発生せずよく確認してみると、電流値モニタが0を示していました。
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三菱電機インバータFR-D700シリーズ 電流モニタは定格電流の5%
要因として三菱電機に問い合わせたところ、FR-D700シリーズは定格電流 × 5%の電流が最低電流値で読み取れるようです。
FR-D700シリーズ 定格電流表
Point.FR-D700シリーズは定格電流の5%が計測できる最小電流
つまり、
0.1Kの場合、0.8A × 5% = 0.04A
0.2Kの場合、1.4A × 5% = 0.07A
がインバータで電流値を計測できる最小の数値となります。
皆さんも容量選定をする際には気を付けるようにしましょう。
まとめ
・FR-D700シリーズは定格電流の5%が計測できる最小電流
・0.1kWなら0.04A、0.2kWなら0.07A以上なら電流を計測できる