2023年の振り返り
私事ですが、3月に新しい家族が増え、仕事でも部下が4人いる立場になりました。
立場的に重い部分が出てきて、一人ではこなせない量の仕事量が来るようになりました。
捌く量が増えれば、当然、人に仕事を任せなくてはいけません。
2023年は『仕事を人に任せる』ことに重きをおきました。
人に任せる。
楽をするわけではありません。
人に任せっぱなしという方も見られますが、そういう方は周りからの信頼がなくなっていることすら気づかない人が多いので、残念だなと思ってみております。
任せる。
自分でやったほうが早いけど、人(部下)に任せる。
部下は当然、まだまだ力不足なところがある為、不備やミスも起こる。
それらを引っ括めて最後、仕事を締める力を出すから、自由にその仕事をやってみて。
という感じですね。
技術力がある、経験がある技術者ほど、これができない傾向が強いです。
私は、2023年、人に任せることに意識をおいて仕事をしました。
そんな2023年を振り返りと2024年の抱負をお話します。
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1~4月 実績
■A社様向け検査装置、搬送装置 ハード設計 IAI約90軸
3装置あり、1装置あたり約30軸のハード設計でした。
図面数も1装置あたり、約100枚近くなり、3装置の検図はしんどかったですね。
追加・変更が多く、設計費用の割に時間が掛かってしまいましたね。。。
区切りを付ける、こういうことを学びましたね。
あと、ハード設計は各社独自の製作文化に合わせないといけないので、正直、ハード設計は割に合わない感じがしましたね。
■B社様向け組立装置 ハード設計
6装置のハード設計になります。
ほぼ、期間中はこの仕事に従事していないと終わらない量でした。
作業進捗、社内間での引き継ぎ、お客様への連絡の面で上手くいかず、お客様からお叱りを受けました。
1装置あたり、図面20〜30枚で、流用できる部分はあったので、もっと上手くやれた感はある案件でした。
■C社様向け検査・組立装置 ソフト設計・試運転調整
IAI 約10軸、シリンダ15個くらいでしょうか。
ソフト設計は3月中に終わった感じですね。
シミュレーションまで終わらせて、操作説明書も完成させていたのですが、5月〜試運転調整ということで、だいぶ期間が空いた感じになります。
ただ、シミュレーションまで終わらせておくと、だいぶ安心できますね。
試運転調整は、協力業者に依頼しましたが、工程的にも順調にいったので安心しました。
■D社様向け検査装置 ソフト設計・試運転調整
カメラ1台、シリンダ5個、インデックスモータ1台
お客様が手動まで立ち上げていたのである程度楽でした。
ソフトは3日くらいで作って、自動運転は2日くらいでやりました。
あとのデバッグは部下に依頼してやってもらいました。
■D社様向け加工装置 ソフト設計・試運転調整
加工モータ1台、シリンダ8台
意外とシンプルな装置で、ソフトは2日、試運転は1日程度でした。
あとのデバッグは部下に任せましたが、、短期間で仕上げていくのも大切ですよね。
■D社様向け検査・振分段積み装置 ソフト設計・試運転調整
テックマンロボット 1台、IAI 1軸、CKD インデックス1軸、検査機 2台
ピックアンドプレスなのですが、ソフト設計には2〜3週間くらい掛りましたね。
意外とこういう仕事は重いですね。
テックマンとはModbus通信でしたので、そちらも立ち上げで苦労しました。
1~4月 総括
昨年とは比較にならないほどの量をこなせるようになったのは、本当に自分自身の成長を感じられました。
あとは、部下にもある程度仕事を任せて、私はソフト設計に重きを置くことで、現場での試運転調整での苦労を少なくすることができました。
ソフト設計も、経験が蓄積されてきて、だいぶあれをこなしながら、これをこなすということができるようになりました。
5~8月 実績
■A社様向け検査装置 ソフト設計・試運転調整 IAI約30軸
搬送装置は協力業者に任せたのですが、私は検査装置を担当しました。
〈 IAI 30軸 〉
・RSEL 5台
・RCON 3台
〈 カメラ3台 〉
・XG‐2800 1台
・XG-2900 1台
・IV3 1台
〈 インクジェットプリンター 1台〉
〈 タッチパネル 2台 〉
この案件は、本当に苦労しましたね。
短納期かつ、動作が複雑、なおかつ参考ソフトも豪華スペックの集まり。
それを2週間で試運転して出荷するという暴挙でしたね。
結局、この案件で現地は9月〜11月まで行くことになります。
部下にもタッチパネルやRSELなど手伝ってもらいましたが、これは担当した私が本当に力をつけさせてもらいましたね。
中間装置メーカー(私のお客様)は、周りの装置メーカーや、エンドユーザーから良い評価を得られていないということを、私は知っていますが、やっぱり対応の仕方って重要だと感じましたね。
5~8月 総括
さすがに、30軸くらいになると、ソフト設計、試運転量が多すぎて4〜5ヶ月はその仕事でなくなってしまうというのがよくわかりましたね~
有り難いことに、私への評価はある程度頂くことができたのは本当に大きな成果ですね。
力も付けてもらって、中間装置メーカーには紹介業者として私は感謝してますね。
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9~12月 実績
■A社様向け供給装置 ソフト設計・試運転調整
昨年のリピートになるのですが、26軸を三菱からキーエンスに変えないといけないという大変な作業がありましたね。
なかなかしんどかったですね。
リピート装置とはいえ、色々と変わっていたので、それはそれで苦労しましたね。
■E社様向け搬送装置 ソフト設計・試運転調整
IAI 5軸、モータ3台、PC通信
参考ソフトがありましたが、ちょこちょこ抜けているところがあり、また、今回仕様に合わせるので、苦労しましたね。
作り込みは十分したため、試運転調整期間は4日で終わりました。
■D社様向け組立装置 ソフト設計・試運転調整
PLC 2台、IAIスカラー 2台、NACHIロボット 1台、IAI 7軸、シリンダ30台
手動操作はお客様で立ち上げていましたが、これだけの量があると、なかなか自動運転まで作り込むのは大変でしたね。
まだまだ終わっていないのですが、自動運転までは掛かってこれから色々改造も対応する感じになりそうです。
時間がない中で並行して作業している感じですが、なんとか進められていますね。
■F社様向け塗布装置 ソフト設計・試運転調整
少しだけソフト設計しましたが、部下に任せた案件になります。
4装置ありましたが、完成度が甘かったこともあり、お叱りを受けました。
難しいですね。
■C社様向け搬送・検査装置 ソフト設計・試運転調整
部下に任せた案件ですが、途中から私も作業している感じですね。
やっぱり、技量不足や経験不足となると、サポートしないとソフト設計や試運転調整は会社として品質を保てないことを学びました。
9~12月 総括
個人としても、多くの仕事を請け始めることができたと同時に、部下たちに案件を任せるのも難しいと感じました。
ハード設計はまだ融通がきくといいますか、修正が効くのですが、やっぱりソフトは本当に自力を評価されるので、自力が足りないと難しいと感じましたね〜
私もカバーしたかったのですが、私も私で、ほとんど現場に出っぱなしで、本当に厳しかったですね。
段取りなども大切だと思いました。
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2024年の抱負
昨年は色々な経験をさせてもらい、自分の将来像みたいなものを考える機会となり、それを実行したいと考えております。
まだまだ、色々と吟味したり、考えたりと、答えは出ていないですが、まだまだ悩みながら動いていきたいです。
働き方、仕事の仕方、色々なことを考えて、自分自身が将来像に近づけるように、最善と思える選択をしていき、行動し、結果を出していきたいです。
ブログの方も記事を更新できたらと思っておりますので、皆様、今後とも宜しくお願い致します。
何か気になることがありましたら下記メールアドレスへ連絡を。
v_6ong_3ka_cp@yahoo.co.jp
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