【上級編】CORETEC(コアテック)/WPS サーボプレス プレス制御プログラム

今回がサーボプレスの大トロであるサーボプレスプレスプログラムについて触れていきます。

プレスは、加圧するということなので、荷重が掛かるまで移動するプログラムが必要となります。

プレスプログラムの命令でも色々なプレス方法がありますが、一般的な速度制御による荷重判定で速度停止のプログラムを示していきます。

今回はCORETEC(コアテック)のサーボプレス プレス制御プログラムについて紹介したいと思います。

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CORETEC(コアテック) サーボプレス プレス制御プログラム

プレス制御プログラム

■プレス制御プログラム
<制御流れ>
 ・目標位置へ位置決め制御
 ・位置決め制御完了後、プレス必要な場合はプレス動作、プレス不要なら動作完了
 ・プレス必要な場合
  ・速度モード スロープ変速にてプレス速度でプレス
  ・目標荷重と現在荷重(リアル荷重)を比較する
   ➡目標荷重<現在荷重なら、プレス正常完了
  ・プレス端と現在位置(リアルストローク)を比較する
   ➡プレス端<=現在位置なら、プレス異常完了
  ・プレス正常、異常完了後、速度を0mm/sに変更。動作完了

始動準備

■始動準備
PLCからの可変値を実行値へ代入します。

また、プレス正常完了ビットである、ユーザー出力ビット00をOFFします。
※このユーザー出力ビットは任意に設定できます。

位置決め制御

■位置決め制御
プレス前に、プレスの直前位置へ移動します。

位置決めモード(絶対)の命令を使用して位置決め制御を行います。

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圧入必要/不要分岐

■圧入必要/不要分岐

PLCからのプレス必要、不要をユーザー入力ビット00にて判断します。

・ユーザー入力ビット00=ON なら、プレス必要
 ➡プレス処理へ移動

・ユーザー入力ビット00=OFF なら、プレス不要
 ➡END処理へ移動

プレス処理

■プレス処理

速度モードのスロープ変速を使用して、プレス速度でプレスをしていきます。

荷重判定と、ストローク判定を付属しています。
※この荷重判定とストローク判定は、自分で作成しています。

・荷重判定が正常なら、プレス動作は正常完了。
・ストローク判定が異常なら、プレス動作は異常完了。

プレス正常停止

■プレス正常停止

プレス動作を正常停止として、処理します。

正常停止、異常停止ともに、速度を0mm/sにします。

ここで、速度を0mm/sにしないと、プレスは止まらないです。

プレス動作の正常完了を表す、ユーザー出力ビット00をONします。

プレス異常停止

■プレス異常停止

プレス動作を異常停止として、処理します。

異常停止は速度を0mm/sにするのみです。

異常を表すビットを追加したいのであれば、プレス正常停止を参考にビット出力を追加すると良いでしょう。

まとめ

・プレス制御プログラムについて解説しました。
・プレス動作を正常に行うために必要なプログラムですので参考にして下さい。



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