【中級編】PLC(シーケンサ)のGX Works2でのCC-Link設定 -マスターユニットQJ61BT11N-

PLCでCC-Linkを行う場合、GX Works2でCC-Link設定が必要となります。

CC-Link設定を行わないとCC-Linkのシステム構築を行うことができません
設定は難しいことはなく、簡単に設定することができます。

今回はPLCのCC-LinkマスターユニットであるQJ61BT11NのCC-Link通信設定方法を紹介します。

【目次】

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マスターユニットQJ61BT11Nとは

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QJ61BT11NはPLCとローカル局(インバータやロボシリンダなど)を通信させるために必要なユニットです。

通常、QJ61BT11NはPLCに取り付けマスター局にします。マスター局とは様々あるローカル局にアクセスする権利があり、全てのローカル局の情報をモニタでき、出力することができます。
つまり、マスター局で全てのローカル局を制御することができます。

CC-Linkシステム設定方法

様々なシステムがありますが、今回は簡単な例としてインバータのみのシステムを考えたいと思います。

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www.niwakafa.com

上記のようなシステムを考えたいと思います。
インバータのCC-Link設定方法は上記過去記事を参照して下さい。

PCパラメータ設定

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QJ61BT11Nを先頭I/Oの0000に設定します。
※これはI/Oユニットや特殊ユニットが0000にあっても、占有する点数さえ間違えなければQJ61BT11Nをどこに設置しても問題ないです。

ネットワークパラメータ CC-Link設定

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上記のCC-Link部分をクリックします。

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ネットワークパラメータが開きましたら設定をしていきます。

リモート入力(RX):ローカル局の入力

設定項目一覧・リモート入力(RX):ローカル局→PLCへの入力を設定
・リモート出力(RY):PLC→ローカル局への出力を設定
・リモートデータレジスタ(RWr):ローカル局→PLCへの入力データレジスタを設定
・リモートデータレジスタ(RWw):PLC→ローカル局への出力データレジスタを設定

CC-Link構成設定

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インバータが4つなので上記のように設定します。

エラーチェック

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エラーチェックして問題なければ上記のように表示されます。

終わりに

CC-Linkの設定は簡単ですので、自分なりに理解しながら行うようにして下さい。

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