三菱電機製サーボアンプのMR-J4シリーズで絶対位置検出システムがあります。
絶対位置検出システムというのは、サーボモータの現在位置(エンコーダからのフィードバック)を忘れないように、バッテリMR-BAT6V1を用いて保持することであり、電源投入時に原点復帰を行わずに位置決め制御を行うことが可能となります。
今回はMR-J4サーボアンプのバッテリMR-BAT6V1の交換方法を紹介します。
【目次】
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なぜバッテリMR-BAT6V1を使用するのか
冒頭でも述べた通り、バッテリを使用する目的は絶対位置検出システムを使用するからです。
この絶対位置検出システムを使用すると、『電源投入時に行う原点復帰を行わず位置決め制御を行うことが可能』です。
電源を落とすと毎回原点復帰が必要なシステムは大変ですから、絶対位置検出システムのほうが便利ですね。
交換方法
交換方法は簡単です。
1.コネクタを外す
2.バッテリを外す
3.新しいバッテリを取り付け、コネクタを接続する
注意事項
バッテリ交換作業は2時間以内(納入から5年後の場合1時間以内)に行って下さい。
また、交換時にはバッテリの極性(+/-)に注意して下さい。MR-BAT(A6-BAT)はリチウム電池です。極性を間違えると、電池が破裂・発火するおそれがあります。
終わりに
絶対位置検出システムを使用する場合は、5年後に交換時期となります。
必ず交換できるようにして下さい。
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