【ラダープログラム】フリッカー回路の使い方と練習問題 GX Works3

フリッカー回路とは、ランプの点滅で用いられ、オペレーターに知らせたい場合やボタンを押させたい場合などに使用します。

信号機を思い出してもらいたいのですが、からに変わる時点滅しないでしょうか?

からに変わるから減速してよとか危ないよということを周知するために点滅を用いています。

機械装置も同じようにランプの点滅を利用することによって、オペレーターに情報を周知することができ、搬送物の取り残しやリセットボタンを押すように促すなど、ランプを点滅させることによって意味合いを増やすことが可能となります。

意図的に点滅させる回路のことをフリッカー回路と呼び、フリッカー回路は機械設備で基礎的な技術でありながら頻繁に使用します。

下記に練習問題を載せましたので参考にしてみてください。

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練習問題1

手順1:X100が1回押されたらフリッカー開始
手順2:1.0秒ランプのY100が点灯する
手順3:Y100が1.0秒点灯したら、1.5秒消灯する
手順4:Y100が1.5秒消灯したら1.0秒点灯する
フリッカー継続中は手順2~4を繰り返す

手順5:X100がフリッカー中に押されたらフリッカー動作中止
手順6:フリッカー動作中でない場合はランプY100は消灯する

練習問題1 タイムチャート

練習問題1 フローチャート

練習問題1 回答プログラム参考例

Point.Y100を最初に点灯させるようにT100のb接点を使用する

練習問題2

手順1:X100が1回押されたらフリッカー開始
手順2:1.0秒ランプのY100が点灯する
手順3:Y100が1.0秒点灯したら、消灯
    Y101が1.5秒点灯
手順4:Y101が1.5秒点灯したら2.0秒間Y100、Y101を消灯する
フリッカー継続中は手順2~4を繰り返す

手順5:X100がフリッカー中に押されたらフリッカー動作中止
手順6:フリッカー動作中でない場合はランプY100、Y101は消灯する

練習問題2 タイムチャート

練習問題2 回答プログラム参考例1

練習問題2 回答プログラム参考例2

Point.練習問題1を応用してT102を追加し動作修正を行う

まとめ
・基本的にはタイマーの接点を使用してランプ点滅させる
・応用するためにはまず基本を忠実に行うようにする
・動作を増やすためにはタイマーを増やして対応する



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