PLCとタッチパネルはそれぞれで時刻を刻む機能があり、PLCの時刻とタッチパネルの時刻が別々に設定された場合、必ず合うことはまずありえないです。
時刻というのがなぜ必要かというと、異常・警報発生時の時刻を知るためです。
この時刻にはどのような異常・警報が発生したということを知ることによって、他のライン状況も追うことができます。
他のラインがトラブル発生するから、この異常・警報が発生してしまうのか。という原因解明も簡単にできるようになるというわけです。
PLCの時計データを読み書きすることは重要です。
初期状態ですと、2000年頃の値が書き込まれていますので、異常発生の時刻と現在の時刻が異なる可能性があります。
また、PLCの時計データの書き込み変更を用意していない場合、PLC交換時に御客様でできないということが発生してしまいます。
今回紹介する方法では、データレジスタDで時刻を読み書きすることが可能となりますので、タッチパネル上に表示しておけば簡単にお客様にて時刻を設定することが可能となります。
今回は三菱電機 QシリーズGX Works2の時計データ読み書き方法を紹介します。
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時計データ読み書き方法
時計データ読み出し:DATERD(P)
引用:三菱電機
上記の命令で指定したデバイスに時計データを読み出すことができます。
ただし、Qシリーズでは初めから自身の時計データを格納しているデータレジスタがありますので、特にデバイスに指定がなければそちらを使用するのが良いと思います。
下記画像にSDに格納されるデータを載せます。
Point.データレジスタやSDに時計データを読み出すには必ず常時ONで読み出す必要がある
時計データ書き込み:DATEWD(P)
引用:三菱電機
Point.時計データの書き込みには8ワード必要
上記画像の通り、指定したデバイスの時計データをPLCに書き込むことができます。
タッチパネルと連動することにより、お客様にて時計データを変更することが可能となりますので、利用してみて下さい。
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