【中級編】AnyWire ーAS-Linkとはー

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AnyWireというメーカーの『AS-Linkシステム』

このシステムは、今後のFAラインのIoTシステムを支える基盤となるであろうものです。

どのようなシステムなのか。

それは、センサーの見えるか、つまりセンサーの受光量やしきい値、設定値などが全て可視化でき、PLCによりタッチパネルにて表示することにより、生産技術者によって把握することができるシステムのことです。

使用できるセンサーに限りがあり、搬送物によっては汎用センサーを使用しなければなりませんが、汎用センサーをAS-Linkシステムに取り込むこともできるため、需要としては増えていくと思われます。

省配線であるため、設計者からは好まれるかと思います。

ただし、通信を行うには様々な設定があり、可視化するためにはタッチパネル・ソフトの作り込みが必要となりますので、電気設計者の負担は増える方向であると考えられます。

また、技術力のないエンジニア、特に若手や苦労してこなかった中堅技術者には、このシステムはただの苦労しかないため、人・性格を考えながら仕事の振分を考える必要があるかと思います。

余談ですが、Any-Wireとは、Any = どんな Wire = 配線 でも接続できることから来ているそうです。

たしかにどのようなケーブルでも接続できていることは私自身で確認できていますので、すごいなぁという印象でした。

AS-Linkについて紹介しているブログ・サイトは少ないと感じておりますので、当ブログから発信できればと思います。

終わりに

省配線システムは電気設計者の技量が試されます。

このAS-Linkというシステム、かなりの暴れ馬です。

想像以上にコストと時間が掛かりますのでそれなりの心構えが必要かと思います。

IoT、聞こえはいいですが、無能な電気技術者は切り捨てられると考えるのがいいでしょう。

私も時代に置いて行かれないように日々精進していこうと思います。

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