【中級編】GOT2000シリーズ タッチパネルGT Desiger3による異常履歴SDカード保存

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2019年頃からIoT(Internet of Things:もののインターネット)が取り上げられ、お客様もFA(Factory Automation:工場の自動化設備)設備に対しIoTを求めてくるようになりました。

生産量や不良品の発生率を数値で明確化することによって、自分たちの生産ラインがどのようになっているか把握することはとても重要なことです。

自社生産ラインの不良率を少なくすることによって、生産効率は上がり、時間・日・年間で換算するととてもより良く生産できていると感じられると思います。

ロギング機能というものもあり、トラブル発生時どのような状態になっているか。それを知りたいお客様もいらっしゃいます。

私なりにSDカードに保存しない方法で簡易的にデータをロギングする機能を紹介しています。

簡易ロギング機能
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近年、FA電気設計に求められるスキルも向上しており、コストを無視した要求もあるのが実情です。

お客様から求められた時にできるかできないかを判断できる技術力コスト面をお客様と交渉できる力

これら、技術力と交渉力が現場で求められるスキルであり、現場経験の多いFA電気設計者であれば当然持ち合わせているスキルとなります。

現在FA電気設計者の中では会社員が多いですが、今後の社会の流れの中で会社員でいられるFA電気設計者は少なくなっていくと考えています。

会社員でFA電気設計をやっていると現場経験が少なくなってしまい、また装置立ち上げ経験も少なくなってしまいます。

つまりはスキルがない状態で会社から身を切られる覚悟をしていなければ、今後の社会の流れに乗れず、お金を稼ぐことが困難となるでしょう。

そのようなことがないように今後求められるであろうIoTの技術を紹介します。

今回はGOT2000シリーズのタッチパネルで使用できるトラブル発生の履歴をSDカードで保存する方法を紹介します。

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タッチパネルGOT2508シリーズ SDカード挿入位置

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GT Designer3 異常履歴SDカード保存方法

プロジェクト選択
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ユーザアラーム監視 基本
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Point.SDカードに保存する際にアラームIDをデータレジスタに格納するため確認する!

ユーザアラーム監視 デバイス
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ユーザアラーム監視 ファイル保存
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ユーザアラーム監視 ファイル保存 アラーム共通設定
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Point.アラームIDはユーザアラーム監視 基本で確認する!

まとめ
・異常履歴は累積モードを選択
・アラームIDは必ず統一し、アラームID指定デバイスにも数値を格納する
・SDカードはタッチパネル側面にだいたい挿入できるはず

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