【上級編】iQ-Rシリーズ温度調節ユニットR60TCTRT2TT2BW GX Works3設定方法 ー基本設定ー

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温度調節ユニットの設定を行うためにはGX Works3からパラメータを書き込む必要があります

目標温度などはバッファメモリに書き込むことも可能ですが、バッファメモリで書き込めない部分もあるため、GX Works3でパラメータの確認をしていきましょう。

今回はiQ-Rシリーズの温度調節ユニットR60TCTRT2TT2BWのGX Works3基本設定について紹介します。

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温度調節ユニットR60TCTRT2TT2BW GX Works3 基本設定方法

GX Works3 基本設定方法
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Point.パラメータ ➡ ユニット情報 ➡ 温度調節ユニットを選択

温度調節ユニットの設定をGX Works3から行う場合はパラメータ ➡ ユニット情報 ➡ 温度調節ユニットを選択から行う必要があります。

GX Works3 基本設定画面
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GX Works3から温度調節ユニットの設定は①基本設定 ②応用設定 ③CT設定 ④割り込み設定 ⑤リフレッシュ設定から成り立っています。

数が多いため分割して紹介していきます。

温度調節ユニットR60TCTRT2TT2BW HOLD/CLEAR機能
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Point.HOLD/CLEARは継続部分で処理動作が異なる

温度調節ユニットR60TCTRT2TT2BW 制御モード選択機能
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Point.標準制御は加熱か冷却かどちらか1つで温度を制御

①標準制御 加熱か冷却かどちらか1つで温度を制御
②加熱冷却制御 加熱と冷却の両方を用いて温度を制御
③位置比例制御 電磁弁を用いて流体流量を操作し温度を制御

自分の扱うシステムが①~③どれに当てはまるか判断し、制御方法を選択するようにしましょう。

温度調節ユニットR60TCTRT2TT2BW サンプリング周期切換え機能
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Point.サンプリング周期は250msecか500msecのどちらかを選択

サンプリング周期を設定することによって、その周期ごとに計測した温度をバッファメモリに格納することになります。

温度調節ユニットR60TCTRT2TT2BW 入力レンジ変更時自動設定選択機能
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温度調節ユニットR60TCTRT2TT2BW 制御出力周期単位切換え設定機能
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Point.温度調節ユニットのトランジスタ出力ON/OFF周期を1秒か0.1秒か選択

1秒より0.1秒の制御出力周期単位を選択すれば10倍の制御分解能となるため、よりきめ細やかな温度調節を行うことができます。

SSR(ソリッドステート・リレー)の性能もありますので、適度な設定を行うようにしましょう。

温度調節ユニットR60TCTRT2TT2BW 移動平均処理
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Point.ノイズが多い環境下で温度測定値の変動を抑える

温度調節ユニットR60TCTRT2TT2BW ユニット間連携機能
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まとめ
・GX Works3から行う場合はパラメータ ➡ ユニット情報 ➡ 温度調節ユニットを選択
・サンプリング周期を設定することによって、その周期ごとに計測した温度をバッファメモリに格納
・よりきめ細やかな温度調節を行うなら0.1secでの制御出力周期単位を選択



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