PLC(シーケンサ)でヒーターなどを制御する場合、温度調節ユニットを使用します。
温度調節ユニットを使用することによって、PLCからの設定した目標温度を設定することができ、品種に応じて温度を自動で変更することも可能となります。
ヒーターや冷却機を組み合わせることもありますが、ヒーターのみの加熱制御、標準制御について紹介していきます。
今回はiQ-Rシリーズの温度調節ユニットR60TCTRT2TT2BWの標準制御システム構成について紹介します。
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温度調節ユニットR60TCTRT2TT2BW 標準制御システム構成例
温度調節ユニット標準制御システム iQ-Rユニット構成
Point．R60TCTRT2TT2BWは2スロット占有する
R60TCTRT2TT2BWは2スロット占有するため、ベースユニットは注意する。
R60TCTRT2TT2BWには、
①ヒーター用SSR（ソリッドステート・リレー） ➡ ヒーターへの電圧を制御
②交流電流センサー ➡ ヒーター断線検知
③熱電対 ➡ ヒーターの現在温度を測定
3つの機器を温度調節ユニットR60TCTRT2TT2BWに接続します。
温度調節ユニット標準制御システム 入出力端子詳細1
Point．①L1：SSR ②CT1・CT2：交流電流センサー ③IN11+・IN11-：熱電対
端子詳細に従って接続する機器を決めていきます。
①L1：SSR
②CT1・CT2：交流電流センサー
③IN11+・IN11-：熱電対
温度調節ユニット標準制御システム 入出力端子詳細2
温度調節ユニット標準制御システム 標準制御配線
温度調節ユニット標準制御システム 温度センサー・分解能・配線抵抗
Point．熱電対の種類、温度、分解能は正確に把握・選定する
熱電対の種類や温度、分解能を把握したうえで選定しないと機器を壊したり正確な値を読み取れなかったりします。
そのようなことがないように注意しましょう。
温度調節ユニット標準制御システム 白金測温抵抗体
温度調節ユニット標準制御システム ヒーター断線検知用電流センサー
Point．ヒーター断線検出を行うならユー・アール・ディー製の交流電流センサーを使用する
まとめ
・R60TCTRT2TT2BWは2スロット占有する
・①L1：SSR ②CT1・CT2：交流電流センサー ③IN11+・IN11-：熱電対
・ヒーター断線検出を行うならユー・アール・ディー製の交流電流センサーを使用する
