キーエンスPLC KVシリーズにはデバイスコメント読み出し命令RCOMがあります。
PLCに格納されているデバイスコメントを文字列でデバイスに呼び出すことができるため、読み出した文字列をタッチパネルのIOモニタで表示すればプログラムとタッチパネルでデバイスコメントに差異が出なくなります。
キーエンスPLCは知らず知らずのうちにデバイスコメントがPLCに格納されるため、このようなデバイスコメント読み出しということが可能なのですね。
デバイスコメントが変更されたら、タッチパネル側も変えなくちゃ!という煩わしさがなくなるのは非常にメリットではないでしょうか?
今回はキーエンスPLC KVシリーズのデバイスコメント読み出し命令RCOMを紹介します。
デバイスコメント読み出し RCOM
RCOM 使用例
RCOM命令を使用する際は、立ち上がり演算処理にした方がよいでしょう。
RCOM命令特性上、PLCに格納されたデバイスを読み出すため命令実行から少しタイムラグが発生するので、立ち上がり処理にしてあとは命令実行完了を待つというのが一番良いです。
RCOM 使用方法
[ RCOM S D1 D2 ]で命令実行となります。
S:読み出すデバイスNo.
D1:Sのデバイスコメントを格納
D2:完了通知
ただし、シミュレーション上ではRCOMが実行できませんので注意して下さい。
まとめ
・タッチパネルコメントとプログラム上のデバイスコメントの差異がなくなる・RCOM命令は立ち上がり処理にする
・シミュレーション上ではRCOMが実行できない