【初級編】タカチ防水コネクタTHBシリーズ 生産ラインの防水対策

防水コネクタの選定というのはひと手間掛かるものであり、適合電線と仕上がり外径、配線する際の芯数によってコネクタと電線の関係が変わってきてしまい、選定が非常に面倒です。また、一般的に使用される七星のコネクタは半田付けが多く、配線業者の工数が…

【上級編】文字列長さ検索命令LEN(P) GX Works3

あまり馴染みがない方も多いと思いますが、PLCで文字列を扱う場合に文字列の長さを知りたいということが発生します。なぜ文字列の長さを知りたいのか。シリアル通信で文字列の長さを指定することがあるからです。シリアル通信でいくつの文字列を送るからしっ…

【中級編】プログラムデータ結合方法 GX Works2

ラダープログラムを作成していると、分かれているプログラムを一緒にしたいということがおきます。作成者の意図として色々ありますが、別の作成者となった場合に考え方の違いでここはまとめた方が良いとか、規模が縮小された場合にまとめ直したりします。手…

【中級編】立ち下がりパルス否定使い方 シーケンス制御による省エネ停止プログラム GX Works3

GX Works3のシーケンス制御には様々な命令があり、立ち下がりパルス否定というちょっと変わった命令が存在します。なかなかこの接点を使用している方は見ないのですが、必要に応じて使用することによって、ステップ数の削減を行うことが可能です。生産設備で…

【初級編】ブレーカー(配線用遮断器)容量選定早見表 参考VCTケーブル太さ算出

ブレーカー(配線用遮断器)容量選定早見表三菱電機製ブレーカー(配線用遮断器) 容量選定早見表 =参考ケーブル太さ付= Point.初心者は容量から選定する。その後、消費電流から適正か考える初心者がまずブレーカー(配線用遮断器)を選定する場合、容量…

【初級編】VTCF電線選定方法 許容電流値

VCTFとはVCTF ※参照:富士電線よりFA業界の制御盤からモータやセンサーなどの外部配線で非常に多く使用されているのがVCTFと呼ばれるキャブタイヤコードです。VCTFの特徴として、定格電圧300V以下で使用されキャブタイヤケーブルであるVCTよりも安価です。VC…

【中級編】搬送タクト管理術 立ち上がりパルス否定で行うシーケンス制御 GX Works3

立ち上がりパルス否定を数回紹介してきましたが、なぜクロックパルスまでもあえて立ち上がりパルス否定を使用したのかという点が今回解決されるかと思います。クロックパルスの生成だけであるならば、タイマーT0を自身のT0 b接点でリセットすれば同様のタイ…

【FX3G】立ち上がりパルス否定の代用方法PLSとラダープログラム例

www.niwakafa.comGX Works3において、立ち上がりパルス否定は簡単に1接点で記述することができました。しかし、FX3Gシリーズなどは立ち上がりパルス否定に対応しておらず、別の方法でクロックパルスを生成しなければなりません。少しだけステップ数が増えて…

【初級編】立ち上がりパルス否定使い方 クロックパルス生成方法 シーケンス制御 GX Works3

立ち上がりパルス否定の使い方についてよくわからないやそこまで重要なのかという意見を耳にすることがありますが、私は現場で良く使用します。あまり講習会やプログラム例で載ることがないのですが、立ち上がりパルス否定の使い方としてはクロックパルス生…

【PRIVATE】組み込みソフトウェアとPLCとの違い ーPLCの汎用性についてー

私は、転職活動を少しずつ行っているのですが、半導体加工装置メーカーでとある企業の選考を受け、組み込みソフトウェアというものに興味を示しました。もともと、私はC言語がベースで大学時代研究を進めており、組み込みソフトウェアはC言語でプログラムす…

【ラダープログラム】複雑な自己保持回路練習問題② シーケンス制御 GX Works3

自己保持をセット・リセットする方法は様々あり、現場では様々な手法でタイミングをわざとずらしたりインターロックを取ったりということを行っております。なかなか講習会では基本の型を重要視するため、このような複雑な手法をわざわざ紹介することができ…

【上級編】文字列比較$ シーケンス制御 GX Works3

PLC、シーケンサには文字列転送$MOVや文字列結合$+などASCIIコードと呼ばれる文字列のデータを処理する命令が複数存在します。ASCIIコードを処理するためには文字列転送命令や文字列結合命令など、それらの処理で事足りることが多いのですが、やはり文字列を…

【ラダープログラム】複雑な自己保持回路練習問題① シーケンス制御 GX Works3

自己保持回路というのはシーケンス制御で基礎の基礎であり、この自己保持ができない限り装置を動かしたり複雑な制御を行えたりということはできないです。自己保持をどのようにセットし、どのように解除するかというのはタイミングを考慮しなければならない…

【上級編】文字列結合$+(P)命令 GX Works3 iQ-Rシリーズ

文字列結合はアスキーコードをデータレジスタへ格納している場合に非常に効果的です。アスキーコードとは、PCで判断している数値 0x30 = 0, 0x31 = 1のことです。PLCのデータレジスタでは0x30 = 48, 0x31 = 49となってしまいますので、文字列転送命令$MOVを…

【上級編】文字列転送$MOV命令 GX Works3 iQ-Rシリーズ

文字列転送はPCとのシリアル通信を行う際などに多く使われる機能であり、例えばPLCで0だとしてもPCだとNULLというものになります。PCへ送る文字列をPLCから送る文字を”LON”と仮定すると実際のデータレジスタには”0x4C4F4E”という16進数を送ってくれます。…