防水コネクタの選定というのはひと手間掛かるものであり、適合電線と仕上がり外径、配線する際の芯数によってコネクタと電線の関係が変わってきてしまい、選定が非常に面倒です。
また、一般的に使用される七星のコネクタは半田付けが多く、配線業者の工数がかさんでしまうことが多いです。
しかし、タカチの防水コネクタTHBシリーズはマイナス端子を締めるだけでコネクタの接続が完了してしまいます。
作業工数だけの削減ではなく、適合電線も非常に広くコネクタと電線の関係をあまり気にしないです。
そして、芯数によってシリーズをずらすことができるため誤接続を無くすように設計できます。
誤接続を無くすことで異電圧による機器の故障がなくなります。
今回はタカチ防水コネクタTHBシリーズについて紹介します。
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タカチ防水コネクタ THBシリーズ
製品ラインナップ タカチ防水コネクタTHBシリーズ
Point.中継型やパネルマウント型など用途は様々
タカチ防水コネクタTHBシリーズ 配線接続方法
Point.半田付けはせずマイナス端子を締めるだけでコネクタ接続完了
タカチ防水コネクタの最大のメリットである半田付けはせずマイナス端子を締めるだけでコネクタの接続が完了します。
これは七星のコネクタやモレックスのコネクタのどれよりも簡単に接続することができ、IPも非常に高いのが防水性なども良いです。
マイナス端子を締めるだけなので素人でも簡単に施工することが可能となりますのでお勧めです。
THB405シリーズ モータブレーキ付きケーブル6P + 制御線8P
タカチ防水コネクタTHB405シリーズ
Point.モータブレーキ付きケーブルは6P、制御線は8P
モータにブレーキが付属しているものに関してはTHB405シリーズの6Pを選択すれば良いでしょう。
また、制御線は8Pを使用することによって、DC24V電源2本と6本の制御信号を引っ張れるので問題ないでしょう。
タカチ防水コネクタTHB405シリーズ スペック詳細
Point.幅広い適合電線の範囲が特徴
防水を保証するためにはコネクタに対して非常に高い精度の仕上がり外径を求めらせ、ケーブルの製作メーカーを確認し、使用する芯数と仕上がり外径を気にするのが一般的でしょう。
しかし、タカチのコネクタは仕上がり外径はほぼ気にすることはなく、より線の適合サイズを気にしていればよいので非常に設計的には簡単です。
※仕上がり外径によってはオプション品を使用する場合もあります。
THB387シリーズ モータケーブル4P
タカチ防水コネクタTHB387シリーズ
Point.モータは4Pを使用
通常のブレーキが付かないモータに関してはTHB387シリーズの4Pのものを使用すれば良いでしょう。
あえてシリーズと芯数をずらすのは誤接続を無くすためであり、芯数が間違っているとそもそも接続できないということが重要であり、これによって誤接続による機器の破損が防げます。
タカチ防水コネクタTHB387シリーズ スペック詳細
Point.THB405シリーズと同様幅広い適合電線
タカチの防水コネクタTHBシリーズはどのコネクタも非常に幅広い適合電線が選べるためこの点に関してはすごく重宝しております。
まとめ
・モータブレーキ付きケーブルは6P、制御線は8PのTHB405シリーズ
・モータは4PのTHB387シリーズ
・幅広い適合電線のため選定が楽