【初級編】PLC(シーケンサ)のフォトカプラ、トランジスタ

PLC(シーケンサ)には入力と出力があります。
入力はセンサーや押しボタンスイッチがONしたことを判断することができ、出力はモータの駆動やランプの点灯をさせることができるということです。

PLC(シーケンサ)はどのような機器を使用しているか説明していきたいと思います。

【目次】

入力：フォトカプラ

PLCの入力はフォトカプラが使用されています。下記の画像はFX3Gの配線接続図となります。

引用：三菱電機

入力を判断するのはフォトカプラと呼ばれる機器です。フォトカプラにAC100～240V、DC24V電源を与えることによってフォトカプラが動作し、PLCで入力が入ったか、入っていないかを判断することができます。

シンク・ソース入力配線とは、入力のコモン線を+に接続するか、-に接続するかということです。
日本は通常シンクで配線されており、コモンは-に接続します。
海外ではソースで配線されており、+に接続されます。

引用：三菱電機

PLCにはリレー出力とトランジスタ出力がありますが、今回はトランジスタ出力について説明します。

トランジスタ出力にもシンク(NPN)、ソース(PNP)とあります。
トランジスタは半導体で、簡単に言いますと3本出てくる足の内2本を+、-どちらに配線接続しますかということになります。

日本はシンク(NPN)となりますので、コモンは-となります。
どのようにPLCに接続するかは配線接続図を確認して下さい。

PLCの配線はFAの基礎であり、重要です。ここを理解することで設計が進みますのでしっかり学ぶようにして下さい。