三菱電機製タッチパネルGOTシリーズには各画面に自身のIPアドレスを出力するGS198,GS199が存在します。
このGS198,GS199を使用することによって、どこのタッチパネルを使用しているかということがわかります。
使用する条件として考えられるのは、
① 複数タッチパネルが存在する
② 画面データを流用しIPアドレスのみ変えたい
この2点が満たされる時にこのGOT IPアドレスの出力デバイスGS198,GS199が役に立ちます。
ただし、GS198,GS199というのはGOTのローカルデータでありますので、PLCから操作できず、GOTのスクリプト機能を使用できる人にしか操作できないものかと思いますので、その辺りは注意して下さい。
スクリプト機能を使えるようになれば、複数タッチパネルがあってもIPアドレスのみ変更し画面データを流用することも可能ということになりますので、スクリプト機能は学んでおいて損はないでしょう。
今回はGOT IPアドレス出力方法GS198,GS199の確認方法を紹介します。
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GOT IPアドレス出力方法
GOT IPアドレス出力デバイス GS198,GS199
Point．GOT各画面のローカルデバイスGS198,GS199にIPアドレスが格納される
GOT IPアドレス格納方式
Point．GS198 上位8ビット：168=A8,下位8ビット：192=C0 GS199 上位8ビット：18=12,下位8ビット：3=03
GOT IPアドレス確認方法
Point．GS198とGS199を設置して確認する
GOT IPアドレス スクリプト照合方法
Point．GS198とGS199を確認したらスクリプトで照合することも可能
スクリプトでGOTのIPアドレスを照合することによって、GOTデータは1つでIPアドレス設定だけ変えればIPアドレス毎にわざわざ変更する手間がなくなる（データを流用できる）ため非常に便利です。
あまりスクリプトを多用する人は少ないですが、このようにIPアドレスから必要な情報だけ出力データを選んだりすれば画面データは流用してIPアドレスのみ変更するということができ、画面変更忘れがなくなります。
ミスが出にくい設計を行うことは非常に大切かと思いますので参考にして下さい。
まとめ
・GOT各画面のローカルデバイスGS198,GS199にIPアドレスが格納される
・GS198 上位8ビット：168=A8,下位8ビット：192=C0 GS199 上位8ビット：18=12,下位8ビット：3=03
・スクリプトでIPアドレスを参照すれば画面データを流用できる
