CC-Linkユニット RJ61BT11とは
RJ61BT11はPLC iQ-RシリーズのCC-Linkユニットであり、マスター・ローカル局どちらも対応しています。
そもそもCC-Linkとは、シリアル通信RS-485ベースの通信規格であり、様々な機器、メーカーとデータ通信を行うことができます。
Qシリーズでも使用しましたCC-Link。
iQ-Rシリーズとは設定方法が異なりますので紹介します。
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基本的な設定 局番・占有局数・通信速度
CC-Linkには共通して設定する項目があります。
局番と占有局数・通信速度です。
局番とは、CC-Link通信という地図のどこの住所ですか?という意味合いと思って頂ければ十分です。
占有局数とは、データの通信量の多さで決まり、家の大きさはどれくらいですか?という意味合いと思ってもらえればと思います。
通信速度とは、そのままですが、その家(占有局数、つまりデータ数)にどの程度の頻度・速度で迎えにいきますか?と思って頂ければ十分です。
つまり、
・CC-Link 大きな地図や町
・局番 住所
・占有局数 家の大きさ
・通信速度 公共交通機関(バスなど)の頻度・速度
とイメージしてもらえると、はじめてのかたでも覚えやすいかと思います。
これらを設定することによって
GX Works3によるCC-Link設定方法
・ユニット情報からRJ61BT11を選択
・局種別を”マスター局”か”ローカル局”に設定します。
・モードや伝送速度を設定します。
・パラメータ設定を”プログラムで設定”か”パラメータで設定”を選択
今回は”パラメータで設定”します。
・ネットワーク構築設置を選択します。
・どのようなネットワークかを設定するために、ローカル局・その局番・その占有局数を設定します。
・リンクリフレッシュを行うことで、CC-Linkの入力や出力、データレジスタをON,OFFできたりモニタできるようになります。
CC-Link立ち上げガイド
配線は正しいか?
よくあるのがDA,DB,SLD,Eの配線が間違っていることです。
配線間違えなんて...と思う方もいるかと思いますが、意外と多いんですよ。
一個一個丁寧に配線をまずは確認してください。
終端抵抗が付いているか?
末端の局番、ユニットには終端抵抗が必須です。
終端抵抗がなくても動きますが、低い通信速度ならという条件がつきます。
必ず終端抵抗はつけるようにしましょう。
そして、終端抵抗がついているかも確認が必要です。
ローカル局の局番と通信速度設定は正しいか?
ローカル局、リモートIOなどにはディップスイッチで局番と通信速度が設定できます。
これもよくあるのですが、設定が間違っていたり、少しディップスイッチも切り返しが甘かったりするので、自分自身でやり直すことをオススメします。
マスター局のCC-Link設定は正しいか?
最後にマスター局のCC-Link設定を確認しましょう。
局番や通信速度、占有局数など、様々な設定が正しいか確認することでスムーズにCC-Linkが立ち上がるはずです。
終わりに
QシリーズのQJ61BT11Nはユニットにディップスイッチがありましたが、iQ-RシリーズRJ61BT11はありません。
この辺はプログラムで設定するようになったので楽になった部分であると思います。
参考にしてみて下さい。
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