現在の工場ラインでは調整するためのパラメータが多いため、タッチパネルを導入することが多いです。
タッチパネルは便利で、パラメータをタッチパネルから変更できるとなれば、現場の作業者でも容易に調整作業を行うことができます。
今回は設計者が工場ラインで使用するタッチパネル、三菱電機製GOT2000シリーズの選定方法を、独自の視点で紹介します。
【目次】
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GOT(グラフィックオペレーションターミナル)とは
GOT2000シリーズ一覧
GT21シリーズ
GT25ワイドシリーズ
GT25シリーズ
GT25オープンシリーズ
GT25耐環境強化シリーズ
GT27シリーズ
防爆GT27シリーズ
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にわかFAのGOT2000シリーズ選定方法
以下は私の独断と偏見で私なりのタッチパネル選定方法を紹介致します。
タッチパネルを選定する上で重要なのは工場ラインの規模です。
小、中、大規模ラインの3つごとに紹介していきます。
小規模ライン
モータが1台でパラメータが多い場合や1~3台くらいのサーボモータの位置決め制御がある場合を小規模ラインとします。
GT2104-PMBDS 4.5型 モノクロ
私はモノクロが嫌いなのですが、低価格という点で小規模物件に最適です。
GT2105-QTBDS 5.7型 カラー
GT2104-PMBDSよりも大きな規模の場合、GT2105-QTBDSを使用します。
サーボモータの位置決め制御が入ると、このタッチパネルが最適かなと思います。
中規模ライン
サーボモータの多軸制御やCC-Link通信を行う場合を中規模ラインとします。
GT2505-VTBD 5.7型 カラー
GT2105-QTBDSと同じ5.7型ですが、やはり解像度が違うのでこちらのほうが綺麗です。
価格と相談かなぁという部分があり、あまり多くは使用しないです。
GT2508-VTBD 8.4型 カラー
こちらのGT2508-VTBDは中規模ラインで多く使います。解像度がよく、GT27シリーズよりも価格が安いためです。
大規模ライン
中規模ラインを超えるモータ数、位置決め制御、CC-Link通信がある場合を大規模ラインとします。
GT2715-XTBD 15型 カラー
これくらいのタッチパネルになると画面を作るほうが大変になります。笑
しかし、これがGT2000シリーズの最大サイズですので、使用するのが良いかと思います。
終わりに
いかがでしたでしょうか。私の独断と偏見でタッチパネル選定方法を紹介しましたので、参考として下さい。
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