中級編

【中級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3のST(ストラクチャーテキスト)言語 データ型の指定

ワードデータにはそれぞれデータの型というものが存在します。普段は意識せずMOVやDMOVなどを使用していますが、これらの命令は符号ありの16bit、32bit転送命令となっております。ですので、マイナスのデータ転送も可能となりますが、INCやDEC、+演算、ー演…

【中級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3のST(ストラクチャーテキスト)言語 FOR~NEXT

ST言語にはラダー言語同様にFOR~NEXTがあります。ラダー言語のFOR~NEXTは独特ですが、ST言語のFOR~NEXTはC言語に近い型となっています。ST言語を使用するメリットとして3つ挙げられます。 1.可読性があがる 2.余計な演算用デバイスが減る 3.一つ一つ演…

【中級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3のST(ストラクチャーテキスト)言語 条件分岐ーCASEー

GX Works3にはST言語があり、C言語のような記述ができます。ラダー言語では演算式を記述する時、1つの演算しかできず、大量の演算がある場合大量のステップ数を使用し見ずらいラダープログラムが完成してしまいます。GX Works3のST言語はそのような複雑な演…

【中級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3のST(ストラクチャーテキスト)言語 条件分岐ーIF ビットON/OFF判定 ELSIFー

ST(ストラクチャーテキスト)言語のメリットとしては、複雑な演算式を見やすくすることが可能となり、可読性が良くなります。C言語で使用しているような演算方法が使用できるのもST(ストラクチャーテキスト)言語のメリットです。ST言語内で使用できるビッ…

【中級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3のST(ストラクチャーテキスト)言語 条件分岐ーIF ビットON/OFF判定ー

三菱電機製PLC(シーケンサ)のiQ-Rシリーズでは、プログラム作成ソフトでGX Works3というものを使用します。GX Works3ではラダー言語と異なるST言語というものを使用することができ、C言語で使用するような命令も使用できます。ラダー言語で演算を記述する…

【中級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3のST(ストラクチャーテキスト)言語 代入文ー四則演算ー

PLC(シーケンサ)にはラダー言語とは他にいくつか種類があります。IEC 61131は国際規格団体の1つであるIEC(International Electrotechnical Commission: 国際電気標準会議)によって策定されたPLC(Programmable Logic Controller)システムに関する国際規格で…

【中級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3のST(ストラクチャーテキスト)言語

皆さん、PLCはどのようにプログラムを作成しているでしょうか?日本でもっとも普及しているのはラダー言語かと思います。ラダー言語というものは梯子のように組むプログラムであり、a接点やb接点などを用いて出力操作するように作成していきます。ST言語(ス…

【中級編】三菱電機製FR-E700シリーズのあて止め制御方法

インダクションモータ(三相誘導電動機)を使用する際に、インバータで周波数・電圧を制御することがあります。インバータは様々な種類があり、三菱電機製品ではFR-E700シリーズというものがあります。FR-E700シリーズではあて止め制御という機能があり、サ…

【中級編】PLC(シーケンサ)によるサーボモータdegree座標検索演算方法

PLC(シーケンサ)でサーボモータの座標演算を行うことはあるでしょうか?座標演算を行う目的として、途中位置にいても近い位置にサーボモータを位置決め指令できることが利点です。距離の場合は特に気にすることはありませんが、degree座標の場合は0~359degr…

【中級編】GOT2000シリーズ タッチパネルGT Desiger3による異常履歴SDカード保存

2019年頃からIoT(Internet of Things:もののインターネット)が取り上げられ、お客様もFA(Factory Automation:工場の自動化設備)設備に対しIoTを求めてくるようになりました。生産量や不良品の発生率を数値で明確化することによって、自分たちの生産ラ…

【中級編】CC-Link IE FiledによるiQ-RシリーズCPU通信設定方法 ーGX Works3編ー

三菱電機製PLCにはシリアルベースの通信方式CC-Linkというものがあり、RS-485を基にし他社機器と大量のデータ送受信を行うことができるようになりました。CC-Linkの通信速度は最大で10Mbps、Ver1.0ですと2048ビット、256ワード使用でき、様々なメーカーと通…

【中級編】PLC(シーケンサ)三菱電機製iQ-Rシリーズ 入力ユニットRX42C4による高速入力設定方法

iQ-RシリーズはQシリーズ同様に高速入力という通常の応答時間よりも早い入力信号を受け取ることのできる機能があります。www.niwakafa.comQシリーズでは入力ユニットを高速タイプQX42-S1やQX41-S1というタイプを選定しなければなりませんでしたが、iQ-Rシリ…

【中級編】IAI RSELのCC-Link設定方法

IAIの補間制御を行う際にはSELコントローラが必要となります。2020年、最新のSELコントローラはRSELとなります。MSELやXSELとはハード面で異なり、2軸ずつ増設可能であり、ソフト面はSEL言語プログラムで統一されています。そんなRSELコントローラのCC-Link…

【中級編】AnyWire ーAS-Linkシステム GX Works2設定ー

AS-Linkシステムを構築した後、重要なのがプログラム GX Works2の設定です。どのようにセンサー入力が設定できるのか、その辺りを紹介していきます。関連記事 www.niwakafa.comwww.niwakafa.comwww.niwakafa.comPLC設定 上記のように選定したPLCを設定します…

【中級編】AnyWire ーAS-Linkシステム センサー設定・アドレスライターARW-04ー

最近紹介していますAnyWireのAS-Linkシステム、そのセンサーのアドレスやパラメータの設定がアドレスライターARW-04で行うことが可能です。その方法について解説していきます。関連記事www.niwakafa.comwww.niwakafa.com広告 (adsbygoogle = window.adsbygoo…

【中級編】AnyWire ーAS-Linkシステム構築ー

AS-Linkシステム構築AS-Linkシステムは2線式と4線式があります。違いとしては、4線式は途中給電可能であるが、2線式はできないという点だけです。電源供給の計算をしっかり行ってさえいれば、余程のことがない限り、2線式でシステム構築をすれば問題ないはず…

【中級編】AnyWire ーAS-Linkとはー

AnyWireというメーカーの『AS-Linkシステム』このシステムは、今後のFAラインのIoTシステムを支える基盤となるであろうものです。どのようなシステムなのか。それは、センサーの見えるか、つまりセンサーの受光量やしきい値、設定値などが全て可視化でき、PL…

【中級編】PLC(シーケンサ)によるインデックス修飾Z0を用いたFOR~NEXT命令使用例

繰り返し命令 FOR~NEXT参考プログラム解説インデックス修飾が最大限に使用できるのはFOR~NEXT指令だと思います。D10100にインデックスレジスタZ0を修飾することによって、D10100Z0 = D10100 + Z0のデータレジスタを編修することができます。今回は、Z0に初期…

【中級編】IAI ロボシリンダ現在位置とフィードバック値とのズレ ーカップリングのゆるみー

IAIの単軸ロボシリンダを使用している際に、現在位置とフィードバック値とのズレが生じてしまうことがあります。要因としていくつか考えられますが、今回生じたのはカップリングの緩みでした。上記画像部分の接続ですね、これの締め付けをしっかり行っていな…

【中級編】IAI SCON-CB ブレーキ付モータ配線・設定方法

SCON-CB外観画像のように、ブレーキ解放用電源DC24Vを接続する部分があると思います。コントローラ↔️モータ接続ブレーキ解放用電源配線図 BK+:DC24V、BK-:0Vブレーキ解放用パラメータ No.75 電磁ブレーキ電源監視:1パラメータNo.75電磁ブレーキ電源監視を…

【中級編】IAIコントローラ USB通信ケーブル接続設定方法

IAIコントローラはCC-Link通信やフル直値などモードが様々あり、それらは購入者の用途によってパラメータを変更する必要があります。パラメータを変更するためには、PCよりIAIソフトウェア『』を立ち上げ、USB変換ケーブルにてパラメータを書き込む作業が必…

【中級編】データレジスタの検索方法 ー最大・最小・最大デバイスNo.ー

下記のこの記事ですね、電気設計人さんが分かりやすい解説でMAXやMIN命令について記述してありました。denkisekkeijin.comいつもわかりやすい解説で、私もこのようにできたらと日々感じております。MAXやMIN命令は、データ処理上で使われることが多く、身近…

【中級編】キーエンスVT5シリーズによるグローバル機能ーグローバルウィンドウ表示ー

キーエンスのタッチパネルでグローバルウィンドウをPLCから表示させるためには、グローバル機能を使用する必要があります。三菱電機のタッチパネルはデバイスに値を書き込めば表示されるので、その辺りが違いとなります。

【中級編】PLC(シーケンサ)によるQシリーズ+キーエンスVT5シリーズEthernet接続設定

キーエンスのタッチパネルと三菱電機のPLCとEthernet通信する場合の設定方法を紹介します。他社同士の通信となりますので、双方で多少の設定が必要となります。

【中級編】GT Designer3による3Dシミュレーション作成方法

最近3Dシミュレーションについての記事を書いているのですが、どのようにして3DシミュレーションをGT Designer3で設定しているのかを説明していませんでした。新しい環境で3Dシミュレーションを構築したいと思いましたので、ついでに3Dシミュレーションの方…

【中級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works2&MT Developer2&GT Designer3の連携シミュレーション設定方法

以前紹介したGX Works2 & MT Developer2 & GT Desiger3との連携シミュレーションですが、どのような設定を行えばよいかという部分を省略してしまいました。GT Desiger3には、GX Works2とMT Developer2と通信ができるシミュレーション設定があり、この設定を…

【中級編】カム制御とは -機械カムから電子カムへ-

モーションコントローラ カテゴリーの記事一覧 - FA電気設計屋の技術倉庫みなさんは『カム』というものをご存じでしょうか。カムとは運動要素を変える機械要素であり、エンジンなどに使われております。カムを使用しますと、一つのモータを回すだけでたくさ…

【中級編】PLC(シーケンサ)のGX Works3の信号機シミュレーション -ステップラダー-

ステップラダーをご存知でしょうか。ステップラダーとは、工程歩進によって組まれるラダーです。 簡単に言うと現在の動作が完了したら次の動作へ移行するということです。ステップラダーといっても様々な手法があり、今回は私が単純に思いついたステップラダ…

【中級編】PLC(シーケンサ)のCC-Linkによるインバータ運転のプログラム作成例

PLC(シーケンサ)でCCLink通信をすると省配線でインバータへ運転周波数や運転信号を出力したり、インバータの異常を入力したりすることができます。CC-Link通信はIO制御と多少異なりますが、リンクデータレジスタが増えるくらいであまり制御プログラムは変わ…

【中級編】PLC(シーケンサ)のGX Works3シミュレーション方法 -シミュレーター起動方法-

三菱電機製PLC(シーケンサ)のiQ-Rシリーズなどを使用する場合、専用のソフトウェアGX Works3を使用します。GX Works3を立ち上げたら、プロジェクトを作成し、プログラムを記述しましょう。プログラムの作成が完了したら、正常にプログラムが動作するか確認す…