GX Works3講座

【ラダープログラム】色々なフリップフロップ回路 GX Works3

フリップフロップ回路とはボタン一つで自己保持回路のON、OFFを制御する方法です。簡単なようで簡単ではないというのがラダーの奥深さでありメリットとして最大限利用できるのですが、その規則を破るようにボタン1つでON、OFFを記憶するのが大変なわけです。…

【ラダープログラム】フリッカー回路の使い方と練習問題 GX Works3

フリッカー回路とは、ランプの点滅で用いられ、オペレーターに知らせたい場合やボタンを押させたい場合などに使用します。信号機を思い出してもらいたいのですが、緑から黄に変わる時点滅しないでしょうか?緑から黄に変わるから減速してよとか危ないよとい…

【初級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3のワードシフトDSFL

ワードシフトとは、データデバイスであるDを1ワード分シフトする命令であり、その範囲と毎スキャン実行するかパルスにするかをDSFLとDSFL(P)で指定することが可能です。ワードシフトの図解 Point.DSFL実行時先頭ワードは0になるDSFLで指定したD、つまりシフ…

【ラダープログラム】PLC(シーケンサ)によるGX Works3のマスターコントロールMC・MCR

マスターコントロール MC・MCRマスターコントロールとは、MCとMCRの範囲にあるプログラムを一括でOFFすることができる機能です。広告 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); マスターコン…

【中級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3の大小比較 ー符号無し・有りー

GX Works3にはGX Works2にない機能があります。それが大小比較で符号有り、無しを選択することができるのです。それが<_Uであり、<_Uは符号無しで比較できます。<だけであれば符号有りで比較されます。プログラム例を見てみましょう。D0に-5をD2に6を格納…

【中級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3のST(ストラクチャーテキスト)言語 データ型の指定

ワードデータにはそれぞれデータの型というものが存在します。普段は意識せずMOVやDMOVなどを使用していますが、これらの命令は符号ありの16bit、32bit転送命令となっております。ですので、マイナスのデータ転送も可能となりますが、INCやDEC、+演算、ー演…

【中級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3のST(ストラクチャーテキスト)言語 FOR~NEXT

ST言語にはラダー言語同様にFOR~NEXTがあります。ラダー言語のFOR~NEXTは独特ですが、ST言語のFOR~NEXTはC言語に近い型となっています。ST言語を使用するメリットとして3つ挙げられます。 1.可読性があがる 2.余計な演算用デバイスが減る 3.一つ一つ演…

【中級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3のST(ストラクチャーテキスト)言語 条件分岐ーCASEー

GX Works3にはST言語があり、C言語のような記述ができます。ラダー言語では演算式を記述する時、1つの演算しかできず、大量の演算がある場合大量のステップ数を使用し見ずらいラダープログラムが完成してしまいます。GX Works3のST言語はそのような複雑な演…

【中級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3のST(ストラクチャーテキスト)言語 条件分岐ーIF ビットON/OFF判定 ELSIFー

ST(ストラクチャーテキスト)言語のメリットとしては、複雑な演算式を見やすくすることが可能となり、可読性が良くなります。C言語で使用しているような演算方法が使用できるのもST(ストラクチャーテキスト)言語のメリットです。ST言語内で使用できるビッ…

【中級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3のST(ストラクチャーテキスト)言語 条件分岐ーIF ビットON/OFF判定ー

三菱電機製PLC(シーケンサ)のiQ-Rシリーズでは、プログラム作成ソフトでGX Works3というものを使用します。GX Works3ではラダー言語と異なるST言語というものを使用することができ、C言語で使用するような命令も使用できます。ラダー言語で演算を記述する…

【中級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3のST(ストラクチャーテキスト)言語 代入文ー四則演算ー

PLC(シーケンサ)にはラダー言語とは他にいくつか種類があります。IEC 61131は国際規格団体の1つであるIEC(International Electrotechnical Commission: 国際電気標準会議)によって策定されたPLC(Programmable Logic Controller)システムに関する国際規格で…

【中級編】PLC(シーケンサ)によるGX Works3のST(ストラクチャーテキスト)言語

皆さん、PLCはどのようにプログラムを作成しているでしょうか?日本でもっとも普及しているのはラダー言語かと思います。ラダー言語というものは梯子のように組むプログラムであり、a接点やb接点などを用いて出力操作するように作成していきます。ST言語(ス…

【上級編】iQ-RシリーズCC-Link制御プログラムフル直値モード -IAI PCON編- GX Works3

三菱電機CC-Link通信があり、シリアル通信RS-485をベースとしたものがあります。iQ-RシリーズではCC-Link通信を行うユニットRJ61BT11があり、様々なメーカーと通信を行うことができます。IAIやSMC、電動シリンダと通信することで品種ごとのデータ指定で電動…

【上級編】iQ-RシリーズCC-Link通信設定 -IAI PCON編- GX Works3

IAI製PCONにはオプションでCC-Link通信が可能となります。PCONはロボシリンダのコントローラであり、エアーシリンダより能力・タクトが早い場合に使用されることが多いです。また、直線運動をさせるためにサーボモータにリニアガイドを設けて設置するよりも…

【中級編】CC-Link IE FiledによるiQ-RシリーズCPU通信設定方法 ーGX Works3編ー

三菱電機製PLCにはシリアルベースの通信方式CC-Linkというものがあり、RS-485を基にし他社機器と大量のデータ送受信を行うことができるようになりました。CC-Linkの通信速度は最大で10Mbps、Ver1.0ですと2048ビット、256ワード使用でき、様々なメーカーと通…

【上級編】iQ-RシリーズRENCPUのCC-Link IE Field設定方法 ーGX Works3編ー

三菱電機製PLCには省配線でシステム構成ができるCC-Linkというものがあります。シリアル通信ベースであり、RS-485を基にし、通信を確立してきました。CC-Linkを使うことによって、IAIロボシリンダ、SMCなど様々なメーカーとの通信が大幅に変化し、大量のデー…

【中級編】PLC(シーケンサ)のGX Works3によるiQ-RシリーズCPU通信設定方法

三菱電機製PLC(シーケンサ) iQ-RシリーズのCPUへのパラメータやプログラムを書き込むためにはPC(パソコン)と接続ツールの設定が必要となります。iQ-Rシリーズの接続ツールのお薦めはEthernet接続です。USB(mini-B)接続もあるのですが、GX Works3のソフトウ…

【入門編】GX Work3によるプログラム講座016 ーデータ転送 MOV・DMOVー

データを扱う上で、数値を転送したり演算したりすることが必須となります。データレジスタはbitの集まりで表現をしていますので、bitのON,OFF数を書き換えるという行為にデータ転送は近いです。MOVとはデータレジスタに対し16bitの範囲で数値を転送すること…

【入門編】GX Work3によるプログラム講座015 ーデータレジスタ・ダブルワードとはー

データレジスタとは、bitの集合体でありbitのON,OFFで数値として扱います。通常のデータレジスタは16bitですが、数値の範囲によっては32bitのデータレジスタを扱う場合ダブルワードと呼びます。データレジスタを正確に扱うことが出来れば優秀なプログラマー…

【入門編】GX Work3によるプログラム講座014 ービットデバイス出力反転 FFー

ビットデバイス出力反転FFはとても便利な機能であり、フリップフロップもこれで簡単にできてしまいます。また、フリップフロップ回路よりも格段に接点を抑えることができるので、プログラム容量を少なくすることができます。今回はそのビットデバイス出力反…

【入門編】GX Work3によるプログラム講座013 ー演算結果反転 INVー

演算結果反転とは、INV命令直前の演算結果(ON,OFF)を反転することができるものです。そんな命令使う必要あるの?という疑問があるでしょう。この演算結果反転INV命令はある部分で使用すると効果があります。そんなINV命令を紹介していきます。

【入門編】GX Work3によるプログラム講座012 ーシミュレーション データレジスタ強制ON,OFFー

GX Works3のシミュレーションを行う際にはデータレジスタに値を格納したいと思うはずです。データレジスタもビットの集まりですので、強制的にON,OFFさせて、望ましい数値を格納することができます。今回はそのデータレジスタの強制ON,OFFについて紹介します…

【入門編】GX Work3によるプログラム講座011 ーシミュレーション ビット強制ON,OFFー

GX Works3のシミュレーションを行う際に、仮にビットをONしたいときがあると思います。強制的にON,OFFすることによって、試運転前のプログラムデバッグが可能となります。必要なことですので参考にして下さい。

【入門編】GX Work3によるプログラム講座010 ーパルス否定演算、立上がり・立下りー

パルスはよく耳にすると思いますが、パルス否定演算はあまり耳にしないでしょう。用途としては1パルスだけその回路を切る場合に使用します。そのほかでも使用することができますので参考にして下さい。

【入門編】GX Work3によるプログラム講座009 ーパルス演算、立上がり・立下りー

GX Works3には、立ち上がり・立下りというパルス演算を使用することができます。パルス演算というのはプログラム上で1パルスしかONしないという特性があり、これを使用すれば接点の反転を簡単に行うこともできるようになります。また、省エネ停止回路でも使…

【入門編】GX Work3によるプログラム講座008 ーシミュレーター起動方法ー

GX Works3を立ち上げたら、プロジェクトを作成し、プログラムを記述しましょう。プログラムの作成が完了したら、正常にプログラムが動作するか確認する必要があります。今回はGX Works3のシミュレーション方法をご紹介致します。

【入門編】GX Work3によるプログラム講座007 ーコンパイル方法ー

GX Works3のプログラム入力が完了したら、コンパイルを行うことが必要です。コンパイルが完了しなければ、プログラムをPLCに書き込むこともできず、最悪入力したデータが消えるということにもなります。ですので、GX Works3を操作する場合は最後にコンパイル…

【入門編】GX Work3によるプログラム講座006 ー基本命令入力 a接点、アウトコイルー

今回はGX Works3の基本的な入力に関する参考例です。はじめて使う方には、GX Works3ってなに?ラダーってなに?という状態だと思います。そんな方にまずはどのようにGX Works3でラダーを打ち込むのかというのを説明したいと思います。

【入門編】GX Work3によるプログラム講座005 ー表示接点数ー

GX Works3の表示接点数を増やす方法があります。増やした方が横並びで見やすいため、私はなるべく接点を多くします。あまり使用している人がいないのが残念ですが、そんな方法を紹介していきたいと思います。

【入門編】GX Work3によるプログラム講座004 ーデバイスコメント表示ー

GX Works3のプログラムは初期にデバイスコメントが表示されないようになっています。ですので、デバイスコメントが表示されるように設定する必要があります。基本的な設定ですので覚えるようにしましょう。