2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

【上級編】GX Works3 モーションSFCプログラム呼出/起動 M.SFCS命令

モーションCPUを使用する際には必ずPLCが必要となります。PLCからモーションSFCプログラムを呼出/起動する命令がM.SFCS命令となります。PLCが起動してからモーションSFCプログラムを起動したい場合に使用することができ、プログラム間のインターロックとして…

【上級編】モーションSFCプログラム サブルーチン呼出/起動 MT Developer2

モーションCPUのモーションSFCプログラムでは並列処理を行うためのプログラムを複数起動することが可能です。モーションSFCプログラムの特性上、演算処理は1つのみですので、プログラムの並列処理が可能となるのは非常に有効です。モーションSFCプログラムで…

【上級編】モーションSFC Mainプログラムフローチャート例

MT Developer2でモーションSFCプログラムを作成するにはしっかりとフローチャートを作成・把握する必要があります。何かを作成するためには土台となるシナリオのようなものが必要であり、プログラムを作成するためにはフローチャートやタイムチャートが大切…

【上級編】プログラム構成参考例 ーモーションCPU R64MTCPU GX Works3ー

あなたはモーションCPUやモーションSFCと聞くとどのように思うでしょうか?聞いたことないや聞いたことあるけど使用したことないしどのようにプログラムを組んでいけば良いかわからない。という意見が多いかと思います。モーションCPUはサーボモータを制御す…

【初級編】産業用Ethernetの概略 -シリアル通信やEthernetの違いを理解しているか?-

産業用Ethernetの概略PLCを使用していると上位システムとの通信、省配線システムの通信システムで様々な通信方式の名称が挙がってくるかと思います。例として、RS-232・CC-Link・CC-Link IE Field・Ethernet/IP。挙げたら切りがないのですが、様々な方式で通…

【初級編】三菱電機インバータFR-D700シリーズ微小電流計測不可

三菱電機インバータFR-D700シリーズではモータ容量に合わせたインバータ容量を選定しないと電流値を正常に検出できないということがありました。例:ACモータローラ 16W 0.06Aに対してインバータ容量を0.2kWを選定しておりました。本来は、16Wの容量なのでイ…

【初級編】iQ-Rシリーズ温度調節ユニットR60TCTRT2TT2BW GX Works3設定方法 ーリフレッシュ設定ー

温度調節ユニットはインテリジェントユニットのため様々なデータを用意しており、そのデータをCPUへ転送するための機能としてリフレッシュ設定があります。目標温度や操作量など、色々とバッファメモリにアクセスできるようにCPUのデバイスへ割り付けられる…

【初級編】KEYENCE製PLC KV-8000シリーズ 挿入ショートカットキー -GX Works3と同様の操作ー

キーエンス製PLCのKV-8000シリーズは性能が非常に高く、三菱電機製PLC iQ-Rシリーズと同等、それ以上の評価を得ております。三菱電機のPLCを使用する際は、GX Works3もしくはGX Works2が主流となっている中、客先要望でキーエンス製PLCの指定があることも多…

【初級編】三菱電機製インバータFR-D700シリーズ 初期値変更リスト

インバータには様々な機能があり、それらはパラメータ設定によって決定されます。パラメータの設定方法は簡単で、MODEボタンとMボリュームで誰でも変更・設定することができます。設備メーカーで使用されることの多いインバータですが、お客様でも慣れてくる…

【上級編】モーションCPU R64MTCPUのシステムシミュレーション方法 ーGX Works3ー

三菱電機のPLCにはモーションCPUというサーボモータ制御を専門とするCPUユニットがあります。三菱電機のシンプルモーションユニットにてサーボモータ制御を行うことも可能ですが、高い応答性やPLCのスキャンタイムの影響を受けないようにするためにはモーシ…

【中級編】KEYENCE製IXシリーズ IX-H2000親機アンプEthernet/IPデータ割付設定方法

キーエンス製PLCにはEthernet/IPという通信規格があり、キーエンス製センサーの測定値をEthernet/IPでデータ転送することが可能です。センサーをEthernet/IP接続するためには、Ethernet/IPに対応したアンプが必要であり、IXシリーズならIX-H2000という型式の…

【中級編】KEYENCE製PLC KV-8000シリーズ Ethernet/IP設定方法

KEYENCE製PLC KV-8000シリーズには標準でEthernet/IPが接続可能であり、キーエンス製センサーを使用することによってセンサーの測定値をPLCに取り込むことがEthernet/IPなら容易となります。Ethernet/IPは伝送種類:10BASE-T/100BASE-TX、通信速度:10/100Mb…

【初級編】GX Works3コイル検索 Ctrl + F ➡️ Ctrl + Alt + F7 

GX Works3でデバッグを行うときにアウトコイルを検索する場合があると思います。アウトコイルを検索することによって出力されているかいないかがハッキリわかり、そこから条件を把握することができます。今回はGX Works3でコイル検索を行う際のショートカッ…

【初級編】GX Works3プログラム 行間ステートメントコメントTitle

GX Works3プログラムで私が良く使用するのが行間ステートメントコメントTitleです。このTitleを付けることによってプログラムの目印になるので、後々デバッグを行っている最中にすぐプログラムへジャンプすることが可能となります。この行間ステートメントコ…

【初級編】サーボモータMR-J4B停電時原点位置ずれ

MR-J4Bシリーズの三菱電機製サーボモータは原点位置をバッテリMR-BAT6V1SETで停電時エンコーダ部分に通電するようにしています。MR-BAT6V1SETの電圧は約6V、エンコーダの電圧は3.4Vほどなのでサーボアンプ側で降圧して、エンコーダのパルスを拾えるようにし…

【初級編】iQ-Rシリーズ CC-Link割付確認方法 GX Works3

CC-Linkはシリアル通信RS-485ベースで作られた省配線システムであり、入出力データを設定したボーレートで送受信する通信システムのことです。CC-Linkのメリットは様々なメーカーとの通信をスムーズにしたり、PLCから直接パラメータを読み書きできたりとメリ…

【上級編】iQ-Rシリーズ温度調節ユニットR60TCTRT2TT2BW GX Works3設定方法 ー基本設定ー

温度調節ユニットの設定を行うためにはGX Works3からパラメータを書き込む必要があります。目標温度などはバッファメモリに書き込むことも可能ですが、バッファメモリで書き込めない部分もあるため、GX Works3でパラメータの確認をしていきましょう。今回はi…

【上級編】iQ-Rシリーズ温度調節ユニットR60TCTRT2TT2BW 標準制御システム構成

PLC(シーケンサ)でヒーターなどを制御する場合、温度調節ユニットを使用します。温度調節ユニットを使用することによって、PLCからの設定した目標温度を設定することができ、品種に応じて温度を自動で変更することも可能となります。ヒーターや冷却機を組み…

【中級編】iQ-Rシリーズ温度調節ユニットとは

PLC(シーケンサ)で温度調節ユニットを使用することによってヒーターを制御することが可能となります。近年、PLCは性能が向上したこともあり、様々な制御が行うことが可能となりました。サーボモータ制御やセンサーのIoT、挙げたら切りがありませんが、PLC…

【上級編】IAI RSELによるSEL言語解説 軸補間制御PATH命令

はじめに、補間制御について紹介すると、補間制御は多軸、X・Y軸と存在した場合に互いを一緒に動作させることを言い、X軸が500mm移動、Y軸が250mm移動となっても、X・Y軸が一緒に移動完了するような速度で動作させることができます。SEL言語プログラムの最大…

【上級編】IAI RSELによるSEL言語解説 データアドレス範囲

どのプログラム言語でも一緒ですが、SEL言語プログラムにはデータアドレスの範囲があり、その範囲内でデータを処理・プログラムしていく流れとなります。当然データアドレス範囲以外で指定すればエラーや思いもしないようなデータが格納されてしまい、データ…

【初級編】ニーモ二ック式プログラミングについて

PLC(シーケンサ)にはラダープログラムを入力する際にGX Works2やKV Studioにはショートカットキーが存在し、ラダーのa接点やb接点、アウトコイルなどを簡単に入力することが可能となっております。ショートカットキーは入力する手間を省くので時間短縮にな…

【PRIVATE】ものごとは結果がすべてという話

小さい頃、『努力することが一番』と言われたことないでしょうか。私も努力することは賛成ですし、とても良いことだと思います。実際、何かを成し遂げるためには努力が必要です。その努力は、自分自身が行うものと対価によって置き換えられます。私はこれだ…

【上級編】IAI RSELによるSELプログラム作成 プログラム参考例公開

様々なSEL言語プログラムの紹介をしてきましたが、今回はプログラムの参考例を紹介しようと思います。SEL言語プログラムはシングルタスクであり、ラダープログラムのような仮想的なマルチタスクのような処理が苦手です。このあたりでSEL言語が苦手というソフ…

【上級編】IAI RSELによるSEL言語解説 グループ軸指定GRP

IAIのSEL言語では動作させたくない軸を指定することによって軸毎に動作させることが可能です。GRPグループ軸指定命令を行うことによって、SELプログラム上のみで干渉位置へ移動しないようにしたり、安全を確保するために軸を動かさないようにするなど様々な…

【上級編】IAI RSELによるSELプログラム作成 XSEL用パソコン対応ソフト新規作成方法

SELプログラムについて解説してきましたが、実際どのようにプログラムを作成していくかを紹介していきます。IAIのSELプログラムはXSEL用パソコン対応ソフトというアプリケーションで作成することができます。今回はSELプログラムはXSEL用パソコン対応ソフト…

【上級編】IAI RSELによるSEL言語解説 プログラムによるポジションデータ編集

SELプログラムの大きな特徴としてポジションデータを編集することがプログラムから可能です。PLCとCC-Linkなどでデータのやり取りができればオペレーターでもロボシリンダのポジションを簡単に調整することができるシステムプログラムを構築することもSEL言…

【上級編】IAI RSELによるSEL言語解説 並列処理/プログラム操作

SEL言語はプログラムを操作して複数のプログラムを並列で処理させることができます。並列処理というとなんか良い響きですよね。プログラム操作方法の命令としては、EXPG:他プログラム起動 | ABPG:他プログラム終了 | SSPG:他プログラム一時停止 | RSPG:…

【上級編】IAI RSELによるSEL言語解説 動作停止プログラム

ロボシリンダでトラブル発生した際に途中停止を行う必要があります。早めにロボシリンダを停止することによって機械故障の拡大を減らしたり、復旧の時間を短くすることが可能です。今回はSEL言語によるロボシリンダ動作停止プログラムについて紹介します。

【上級編】IAI RSELによるSEL言語解説 TAG(タグ)/GOTO

SEL言語ではプログラムを繰り返し実行可能とするようにTAGとGOTOという命令があります。このTAGとGOTO命令を使用することによって、TAG付けしたプログラムの位置へGOTO命令で復帰することが可能となります。一連のロボシリンダ動作を途中で停止したり、プロ…